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心の問題

上手なコミュニケーションのコツ

投稿日:2017年4月30日 更新日:

誰かと話したあと、「ひとり反省会」をしてしまう人へ

誰かとコミュニケーションをとった後、「もしかして私のこの言い方で嫌われちゃったかな?」とか「私の○○の発言はまずかったかな?」「ひとり反省会」をする人はいませんか?私もその一人です。
なぜ、このような反省会が繰り返されてしまうのでしょう?それは「良いコミュニケーション」とは何かという問いに対する正解がないからです。本来、正解はなくても良いのですが、「ひとり反省会」をして自分の心を傷つけるのは良くないことです。
そこで、少しでも「ひとり反省会」が起こらないように、「良いコミュニケーションの一つの指標」を提示したいと思います。この指標に沿ってコミュニケーションしたから私は大丈夫という気持ちにスイッチできるようになることが目標です。
今回は「良いコミュニケーションの指標」と「悪いコミュニケーションの指標」を紹介いたします。

悪いコミュニケーション ~YOUメッセージ~

まずは悪いコミュニケーションの例から。YOUメッセージというものがあります。これは「YOU」あなたを主語にして話すことです。「あなた」が主語になることで「命令」「指示」「非難」「決めつけ」といったニュアンスを感じます。例え、相手を心配して言った言葉でも、柔らかい表現のつもりでも、上記のようなニュアンスが伝わり、自分が本当に伝えたいことを伝えにくくなりますし、「ちょっと話しづらい人だな」と思ってしまうかもしれません。

会話の例~親子間の会話~

自分の子供に「宿題を今やりなさい」と言ったときに、子どもは気持ちよく応じてくれるでしょうか?子どもの気持ちとしては、やりたくないけど、怒られるのが嫌だからやっておこうという気持ちなのではないでしょうか。これが重なると叱られるのを避けるために自分から宿題をやるようになるかもしれません。お母さんから見たら成長したように見えます。

でも、これでいいのでしょうか?子どもの「宿題をやろう」という動機は自分の気持ちではなく「叱られたくないから」ですよね。言葉を変えると「お母さんに言われたくないから」とも取れます。これって、お母さんとコミュニケーションをとりたくない気持ちの一つですよね。
また、「宿題を今やりなさい」という言葉の裏に「あなたはいつ宿題をやったらいいのか自分では判断できないだめな人間なんだから、お母さんの言ったとおりにしなさい」という風に捉える子もいるかもしれません。
いずれの場合も「宿題しないと先生に怒られるよ」とか「勉強したほうが将来のためになるよ」と伝えたいつもりだったのに「口うるさいお母さん」「お母さんは私のことを信用してくれない」と子どもは思ってしまうのです。

相手にこんなことを言っていませんか?

相手とのコミュニケーションでこんな感じのことを言っていませんか?
・「~しなさい」「~しといて」「~してみたら」
・「あなたの考えは間違っている」「あなたは~でなくてはいけない/~でないといけない」
・「あなたが○○だから、こんな風になったんだ」「あなたのせいだ」
・「あなたはどうしてそんなことをするの?」「あなたは○○だけど、普通は××だよね」
・「あなたは○○よりも××のほうがよかったんじゃない?(人生の選択について)」
こういった「YOU」が主語の会話をしていると、「あなたはダメだ」というニュアンスが含まれてしまうのです。相手に対する命令/指示/批判/非難/攻撃/軽蔑/不信/抑圧 といったニュアンスです。

YOUメッセージは自己肯定感のない人をうつ病へ追い込む

自己肯定感、つまり「自信」を失くしている人にこのような表現で話しかけると、相手の心をとても傷つけます。「私はダメだ」と思っているところにさらに「ダメだ」のニュアンスを含めてしまうからです。
つまり「私はダメだ」と思い込んでいる人に「あなたはダメだ」というニュアンスを含めた言葉、すなわち「YOUメッセージ」を送ると相手の自己肯定感を破壊します。自己肯定感の低い人というのは他人の評価に対して過度に敏感になっている人です。こういった人に「非難された」「バカにされた」と受け取られてしまうのです。自己肯定感が破壊されると「自分はダメだ」と思い込んで、それが脳を疲弊させ、マイナス思考、自信低下などが起こり、色々な不安が堂々巡りして、さらに脳を疲弊させ・・を繰り返すと「うつ病」が発症します。
これは諸般の事情により自己肯定感を学び損ねた「私」とYOUメッセージが極めて多い「上司」とのやりとりの経験談でもあります。

知らぬ間に人権侵害者になっていませんか?

私が強く非難する人間として「人権侵害者」があります。人権侵害者の例としては
・躾と称して子どもの体を殴ったり蹴ったり投げたりしてケガを負わせる親
・「どっかに消えてしまえ」「何でいるの?」「死ね」「会社/学校を辞めて欲しい」「もう来なくてもいいよ」など人の存在の消滅を願う人
・「はっ倒すぞ」「ぶん殴るぞ」など、傷つけることを示唆する人
・「クズめ」「使えない」など存在の価値を下げるようなことを言う人
・上記の人権侵害行為を受けて苦しんでいる人を見て愉快な気持ちになる人
私は上記のように人がありのままで生きる権利を侵害しようとしたり、人の存在を否定したり、脅かしたりする人を「人権侵害者」と定義します。
上記の行為をやって、快感を得たり、愉快な気持ちになっている人は人権侵害者であり、その人こそ「生きる価値なし」と思いますが、「YOUメッセージ」を使うと、直接的ではないものの、相手にとっては人権侵害者に見えてしまうことがあります。

自分はそんなつもりじゃないのに、相手を傷つけているというのは悲しいことです。「YOUメッセージ」を使うのを意識して避けるようになれば、相手を傷つけずに済む場合があります。

良いコミュニケーション ~Iメッセージ~

YOUメッセージの反対は、良いコミュニケーション、Iメッセージです。これは「わたし」を主語にして話すコミュニケーションです。私は○○と思います。私は○○と感じますといった感じです。

会話の例~親子間の会話~

例えば親子間の関係ですと「宿題を今やりなさい」の代わりに「そろそろ晩御飯にしようと思うんだけど、お母さんは今のうちに宿題を済ませておくといいと思うんだけど、あなたはいつ宿題をしようと思ってる?」と言うと、子どもは「私の話を聞いてくれるんだ」と感じます。

相手はIメッセージで話しかけてくれると耳を傾けてくれる

Iメッセージの例としてこんなものがあります。
① 少し嫌な感じに思うかもしれないけれど、悪くとらないで聞いてほしい
② あなたの考えのこの部分は私も同感ですが、私は○○の方がいいと思います
③ あなたがそのように考えるのは分かります。私は○○とも思えるのですが、いかがでしょう?
④ とても疲れているように見えるのだけれど、どうしたの?
例えば、相手の考えが自分と違うとき、あるいは相手の考えが間違っていると感じた時、「あなたは間違っている。○○にしなさい」というYOUメッセージを送ってしまうと相手は「あなたは間違っている」の部分で頭がいっぱいになります。そしてイライラする人、落ち込む人色々いると思います。結局肝心の「○○にしなさい」は伝わらないのです。この状態では上手にコミュニケーションをとれたとは言えません。
このとき、②のように言えば「私を認めてくれた」と思い、相手の言うことに耳を傾けてくれるでしょう。すなわち、肝心な部分の「私は○○の方がいいと思います。」も聞き入れてくれると思います。

まとめ

同じ事を伝えているつもりでも、YOUメッセージを使えば相手を否定されたと感じ、Iメッセージは相手を肯定してくれたと感じます。
自己肯定感と言うものは全ての人に必要な要素です。それを高めてくれる人の近くに人は近づき、傷つけそうな人の近くに人は寄ってこないのです。
上記のことは、どのような関係でも成り立ちます。親子間、先輩後輩間、上司部下間など上下のある関係でも成り立ちます。親や先輩や上司は上の立場だからYOUメッセージで良いというわけではないのです。
YOUメッセージの親は感謝されず、YOUメッセージの上司や先輩は「形だけ」尊敬されます。
もちろん、友達同士、同僚同士でもIメッセージを心がけてみましょう。「ひとり反省会」をしてしまう人は、コミュニケーションの正解がわからず、混乱してしまっている人と言えます。そこでIメッセージを使ってコミュニケーションをすることで「私はIメッセージを使うことができた。だから大丈夫」と「ひとり反省会」による自己嫌悪および自己肯定感の低下を防ぐことができます。

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