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うつ病とはどんな病気か
皆さんは「うつ病」という言葉を一度は耳にしたことがあるかと思います。「うつ病」はなんだか疲れてやる気が出ないといった感じが強くなったものというイメージを持たれている方が多いかと思いますが、
そんな軽い症状ではありません。うつ病は「心のガン」と喩えられており、放置すると死に至ります。
自死は「うつ病の発作」って表現する人もおるたい。
この記事ではうつ病とはいったい何なのか、何が原因で起こるのかを説明したいと思います。
体の疲れと神経(脳)の疲れ
疲れには「体の疲れ」と「神経の疲れ」があります。
体の疲れというのは走り回って動けなくなる、一日中力仕事をして歩くのもままならないくらいヘトヘトになるというように、原因と結果がわかりやすいですが
神経(脳)の疲れというのは原因も結果もわかりにくいです。
この記事では神経の疲れの原因と結果を一つずつ説明していく。
まずは原因からや。
神経(脳)の疲れの原因
神経と脳というのはつながっています。脳内で神経伝達物質がやりとりすることによって私たちの「思考」というものが発現します。
このとき、強い不安の気持ち、親・上司からの人権侵害、あらゆる悩み事を抱えると脳はあらゆることを考え始めます。
・受験や就職活動に失敗したらどうしよう
・テストの点が悪かった。親にバレたら殴られて外に締め出されてしまう
・親に殴られた左肘が痛い。家出したい。親を訴えたい、でもどうしたらいいのかわからない。
・上司に書類を突き返された。上司は「自分で考えろ」の一点張りでどうしたらいいかわからない
・上司に胸倉をつかまれた・・・。次失敗したらどうしよう・・。
といった感じに自分の生命が危なくなるような状態になるとそれを防がんとばかりに脳はあらゆることを考えます。
しかし、たいていこれらの問題には正解はありません。そして脳の中でグルグルと同じところを彷徨っていると神経(脳)が疲れてきます。
これが「脳の疲れ」なのです。
人権侵害に近い異常な叱責とかに遭遇すると二度とそれを受けたくないから、どうしたら叱責を受けずに済むかを考えちゃうんだ・・・でも・・・
それに答えはないんよな。あと、こういう悩み事もあるたい。
・大切な人(家族や恋人)が災害に巻き込まれた。安否がわからない。
・大切な人がセクハラ、パワハラで大変な目に遭っている。あるいは病気で大変な目に遭っている。
・大切な人にフラれてしまった
自分の生命が危なくなるのではなく、自分の大切な人を失いかねないような状態になると、それが嘘だと信じたくなってしまいます。
大切な人が死んでしまったかもしれない、死んでしまうかもしれない、大切な人を失ってしまった。
自分の生命よりも大切かもしれない人の安全、あるいはその人との関係が危うくなった時もまた脳はあらゆることを考えます。
しかし、結局これらの問題には正解がなく、脳の中でグルグルと同じところを彷徨って神経(脳)が疲れてきてしまいます。
答えのない悩み事にずーっと向き合っていたら、気が狂っちまうたい。
でも、どうしても考えちゃうんだよなぁ・・・。
神経(脳)の疲れによる障害
次は神経の疲れによる結果や。こういう症状がでてくる。
脳が疲れてくると次のような症状が出てきます
気分に関する症状
気疲れ/自己嫌悪/極端なマイナス思考/頭の疲れた感じ/強い不安感/過剰な緊張感/極度な焦り/自身の低下/判断力の低下 など
身体の不調に関する症状
頭痛/不眠/吐き気/性機能低下/倦怠感 など
気分に関する症状が起きた後に体の不調に関する症状が起きます。
考えすぎて脳が疲れてくると、脳は「もう考えるな」「体を休ませろ」と体に指令を送ります。
これ以上脳を酷使すると生命に関わるからです。その結果、頭痛や吐き気、不眠、倦怠感が起こります。
脳というのは本当に身勝手な臓器で自分に負担が来ると、自分の権限で臓器に命令して、臓器を疲れさせてしまうんや。
負担をかけているのはアタマなのにな。
上記に示した症状というのは風邪によく似ています。このような症状を呈したからと言って内科に行っても異常はありません。内科では異常を見つけることができないのです。
原因は脳にあるからなぁ~
また、上記のような症状は本人にとっては大変辛いものでも周囲の理解を得にくいです。
なぜなら、誰しもが抱えるような「怠さ」と「めんどくささ」で片付いてしまう症状ですから。
ところが、本人の中では生命の危機に近いレベルで体に異常をきたしています。
最近は「うつヌケ」が流行語大賞にノミネートするなど、理解が進むようになってきとるが、まだ足りてない気がするたい。
極端なマイナス思考が続くと自殺する可能性も出てきますし、頭痛や不眠が続くと生命機能の維持が危うくなってきます。「うつ病」とはこんなにも恐ろしい病気なのに、いまだに検索ワードに「うつ病」と入れるとその付加キーワードとして「甘え」が出てくるのが残念でなりません。
生命が危ないのに、甘えって言われたらもうどうしようもなくなっちゃうよ・・・。
神経(脳)の疲れを解消させるには
答えは一つ「休むこと」です。
いやぁ・・・これができたら苦労はしないよ・・・。
でもなぁ・・身体の不調が出てきているレベルまで進行しとる場合は、自分の生命にプライオリティを置いたほうが良いと思うたいね。
結局体の不調がでてるっつーことは仕事もできねぇわけやし。まぁ、とりあえず、8~9時間寝ろってことやな。
睡眠時間を8~9時間確保すれば脳の疲れは解消されるといわれています。9時間くらい寝れば実は気持ちが楽になることが多いのです。
まとめ
人間の疲れには体の疲れと脳の疲れがあります。脳の疲れを慢性化させるとうつ病になります。うつ病になると極端なマイナス思考が先行したり眠れなくなったり頭が痛くなったり、意欲がわかなくなったりしてきます。これは立派な病気です。
上記の病気を治すためにはよく寝ることが一番です。9時間の睡眠をとれば脳の疲れを回復させることができます。脳の疲れを回復すれば極端なマイナス思考など悪いことを考えにくくなってきます。
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