原子と分子の関係・違いをわかりやすく解説|中学理科の基礎知識





原子と分子の関係・違いをわかりやすく解説|中学理科の基礎知識



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原子と分子の違いや関係を解説

この世界は小さな小さな粒子である原子、分子からできています。原子、分子を知ることは理科、理科の中でも化学の扉を開く第一歩です。
原子とは何か?分子とは何か?その違いは何か?を詳しく解説します。

原子

原子を一言で言うならば

「原子」という言葉を調べると「物質を構成する最小単位」というような説明が書いてあります。

ファビー

これじゃあ、イマイチピンと来んけん~。。

ストーク

せやろな~・・・まず「物質」という言葉と「最小単位」という言葉をかみ砕いて説明してみるな。

物質の意味 最小単位の意味

「物質」と聞くと、何かの危ない化学薬品のようなイメージを持つかもしれませんが、
あなたを取り囲む空気も、その辺の雑草も、お菓子の箱も、あなたが飲む水も
そしてあなたも「物質」です。私たちの身の回りには「物質」であふれています。

次に「最小単位」について説明します。想像もつかないかもしれませんが、
「物質」をずずーっと拡大していくと最終的に粒の集合体に行きつきます。
その粒の大きさは約0.0000001mm(10-10m, 1Å)という非常に非常に小さいものですから
私たちの目では直接見ることはできません。顕微鏡で見ることもできません。
(※例外:走査トンネル顕微鏡)

つまり、私たちの身の回りの物質は小さな粒が集まってできているのです。
そしてその粒はこれ以上分割することができません。「最小単位」なのです。
そしてその「最小単位」こそが「原子」なのです。

ファビー

え?もう全部物質ってことなん?せやったら、身の回りにあるものやアタシたちでさえ、拡大するとみんな粒ってことなん?

ストーク

せや。例えば空気は窒素っていう粒、つまりは窒素原子2つが組み合わさっとってできたもん(=窒素分子)と酸素原子2つが組み合わさってできたもん(=酸素分子)で出来とるし、
俺らの体やて炭素・水素・酸素・窒素の原子が長くつながった大きな分子(=高分子)で出来とるたい。
その粒々の組み合わせでいろんな物質ができるたい。

ファビー

粒々の組み合わせで色々な物質ができるん・・・? あらゆる物質ば粒々の組み合わせ・・・?
その粒々いうのが・・・?

ストーク

原子やけん、ほら、もう一回原子の意味を見てみ。

ファビー

物質を構成する最小単位・・・?

ファビー

あ~・・・物質と言うのはこの世にある物の全てのもので、それらは全部原子という粒々の組み合わせで、その組み合わせ次第で色々な物質ができるけんね~。
せやから、原子は物質を構成する最小単位やけんね!

分子

分子を一言で言うならば

「分子」という言葉を調べると「物質の性質を失わないで存在しうる最小の単位」というような説明が書いてあります。一体、どういうことなのでしょうか?

ファビー

物質の性質ってなんやねん・・・?

「物質の性質」とは

例えば、水素原子2つと酸素原子1つを用意して、酸素原子を中央に配置し、その両脇に水素原子を配置すると分子式「H2O」で表わされる水になります。
サラサラしている、透明、触れると濡れる、0℃で凍る、100℃で沸騰する、凍らせると体積が増えるといったもの水の「性質」です。

ストーク

その性質いうのは、水素原子と酸素原子が「H2O」の形になっとって初めて現れるものたいね。

例えば、H2Oを分解して、HとOにしてしまうと上に書いた性質とは全く違った性質を示します。それはもはや水ではなく、物質の性質を失ってしまっているのです。

ファビー

せやから「H2O」が物質の性質を失わないで存在しうる最小の単位であり、分子なんやなぁ~。

化学という学問

物質はたくさんの粒で出来ています。その最小構成単位は原子で、原子を組み合わせて分子ができます。原子の組み合わせ方によっていろいろな分子ができ、分子には様々な性質があります。

ストーク

「化学」いう学問はな、原子の組み合わせ方(=分子の形)とその性質の関係をよう知って、求める性質を持つ分子を自由に作り上げ、価値を創造する学問たい。

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