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はじめに(移動現象論で何がわかるの?)

ストーク、今回は「移動現象論」っていう分野らしいけど、いったい何が分かる学問なの?聞いたことないから、ちょっと不安だなぁ…。

おう、シママ!移動現象論っちゅうとは、物質や熱、運動量がどうやって移動するか、その速さを考える学問たいね。
日常で見かける現象、例えば「水槽に垂らしたインクが自然と広がる」「お湯が冷めていく時間」「味噌汁のお椀でモヤモヤする現象」とか、そげん疑問に答えることができるっちゃよ。
日常で見かける現象、例えば「水槽に垂らしたインクが自然と広がる」「お湯が冷めていく時間」「味噌汁のお椀でモヤモヤする現象」とか、そげん疑問に答えることができるっちゃよ。
- 水槽に垂らしたインクの濃度が均一になるのにかかる時間はどれくらい?
- コップに入れたお湯が冷めるのに必要な時間はどれくらい?
- 味噌汁をお椀に入れた時に出るモヤモヤはなぜできるの?
- 魔法瓶はなぜ保温、保冷ができるの?
- サラサラな液体と粘っこい液体をストローで吸うとき必要な力はどう違うの?

なるほど、普段の生活で目にする現象が多いね!移動現象論って聞くと難しそうだけど、実は身近なことを扱ってるんだ。
移動現象論とは一言でいうと
「物質量、運動量、熱量といった物理量が移動する速さについて取り扱う学問」

ま、簡単に言えば、物質や熱、運動量が「多いところから少ないところへ」移動する、そのスピードを考えるっちゃね。
物理量の移動とは?
物質量を例にとってみます。
水槽にインクを垂らすと、インクは自発的に広がっていきます。これは「物質量は多いところから少ないところへ勝手に移動する」という自然の法則に従っているのです。

確かに!水槽をかき混ぜてなくてもインクが広がるから、不思議だったんだけど、それが「濃いところから薄いところへ」広がる、という基本的な性質なんだね!
移動の速さを表す式
物質量が多いところから少ないところへ移動する。その「速さ」を表す式は次の通りです。
Jは単位時間、単位面積あたりの物質の移動量([mol・m-2・s-1])です。
Dは拡散係数[m2・s-1]で物質固有の値、Cは濃度[mol・m-3]、xは位置[m]で、

つまり、物質の流れる速さは「定数(D)×濃度の変化率(勾配)」で決まるっちゃね。濃度差が大きいほど早く移動するってことたい!

うんうん、濃度勾配が急なら、さっと広がるんだね。これでインクがバッと広がる理由が式としても分かる気がする。
移動現象のアナロジー
ここまで物質量を例にしましたが、熱量や運動量も同じように「多いところから少ないところへ移動する」性質があります。
熱量については、
ここで、qは熱フラックス(単位時間・単位面積あたりの熱移動量)、λは熱伝導率(定数)、Tは温度、
「熱量の移動速度も定数×温度勾配」で決まります。

物質でも熱量でも「勾配×定数」という形で速さが決まるんだ!似てるんだね。

そーたいね。熱いものと冷たいものが接すれば、熱い方から冷たい方へ熱が移動して最後に同じ温度になるっちゃろ?この動きも「勾配」を使えば説明できるっちゃよ。
同様に、運動量の移動も
で表され、これは「定数(粘性係数μ)×速度勾配」で決まります。

物質も、熱も、運動量も、みんな「多い所から少ない所へ」動いて、「その移動速度は勾配×定数で表せる」んだ!
まとめ
移動現象論は、物質量・運動量・熱量といった物理量が移動する速さを扱う学問です。
「物理量は多いところから少ないところに移動する」「その速度は勾配に比例する」という原則に基づいています。

これで、インクが水槽中に広がる現象や、お湯が冷める速度、液体の粘性による流れ方の違いなんかも、理論的にわかってくるっちゃね。

なるほど~。移動現象論、聞いたことなかったけど、日常に密着した問題を解明してくれるんだね。ちょっと身近に感じたよ!
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