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考え方がうつ病になりやすさを左右する
うつ病とは脳の疲れによって発症する病気です。考え事しすぎたり、過度なストレスがかかった状態で、睡眠が十分とれていないと、脳が疲れてしまい、朝起きるのがものすごく辛くなったり、会社に行けても仕事が手につかない状態になったりします。
※うつ病と脳の疲れの関係について
この記事ではうつ病になりやすい考え方、すなわち脳が疲れやすい考え方を紹介します。つまり、この考え方を辞める、あるいは緩和することによって、うつ病が防げるということです。
脳が疲れやすい考え方
二分法的思考
白黒思考、全か無か思考とも呼びます。この考え方は「0点か100点か」「白か黒か」「するならする、しないならしない」「中途半端が苦手」「きりよくしないと納得できない」という考え方です。
例1:上司に報告書を提出したとき、上司に一部修正を求められた。
このとき、白黒思考だと「私の報告書はダメだったんだ」と強く落ち込みます。それ以外の部分は高い評価であったにもかかわらず。
例2:ある人からひどい人格否定(お前はいらない、早くこの場から消えればいいのに)を受けたので、周りにいるみんなが鬼に見える。怖くて話ができない。カウンセラーでさえも。
相手の人格を徹底的に否定することによって、相対的に自分の立場を上げようとしよる残念な人いうのは組織の中に一定数は存在するたい。
そういう人間とばかり接してきた人いうのは、人がみんな鬼や蛇に見えてしまうけん、対人恐怖といったところやな。出会う人間みんな真っ黒。
ディープルも最初はスゲェオドオドしてて、同じ年齢やってんのに、なかなかタメ口になってくれなかったいね~。
正直言うと、最初はシママもストークも怖かったよ。二人とも学卒だから、もうすでに上司のような気がしたし・・・。
とにかく嫌われないように頑張んなきゃって思ってたよ・・・。
その「嫌われないようにオーラ」が凄くてなぁ・・・。あれやろ?オマエからみた俺らが怖いうんのは、俺らから見たディープルが黒く映るのが怖いって意味やろ?
・・・うん。
そ~んなの気にしたってじゃ~なしやけん。あのな。黒か白の人間っていないんだ。
例えばシママなんかは挨拶も元気でさ、プログラミングは上手いしさ、上司とも卒なくこなしてるけどさ、アイツ、すぐ怒るし、負けず嫌いが災いして虚勢はったり衝突するしで、しょーもねぇところもあるたい。せやけど、俺はアイツと一切かかわらんとこなんか思うとらんたい。
オマエだって気配りはできるし、物事の飲み込みは早いけど、そういう白黒思考だったりとか、ぶっちゃけめんどくせぇところあるわけやろ?あえて遠慮しないでいうが。
誰もがいいとこあって悪いとこあって、それが人間なんじゃないのか?
両面とも了承しあって、いい塩梅を保つ。これが人間関係やと思うたい。
・・・。
まぁまぁ、何かにつけ、自分はダメな人間って思うのはアカンたいね。自分はダメな人間・・・って思いそうになったら、
白と黒の人間は存在せん。仕事の完成度に白も黒もなか。って考えてみりゃええんやないか?
うん・・・。
人間は完璧にすることはできません。上司が完璧に満足する報告書を書くのは難しいですし(しかも上司の気が変わったりもします)、職場に一人は人格否定が大好きな人はいるでしょう。
それなのに、白黒思考の人は一瞬でも黒の部分を見てしまうとすべてが黒に見えてしまう。自分もダメ、周りもダメ、もうなにもかもダメでどうしたらいいかわからない。そして疲れてしまうのです。
極端な一般化
1回か2回のごくわずかな事実のみを取り上げて、すべていつもそうなのだと決めつけて、一般的な事実であると結論付けてしまう考え方です。つまり、たったひとつの良くない出来事があると世の中すべてこれだと決めつけてしまいます。
例:今日は先輩に挨拶したのに返ってこなかった。だから、先輩は僕にもう挨拶を返してくれない。嫌われてしまっているのだ。
挨拶が1回返ってこなかっただけで嫌われていると決めつけてしまうのです。もしかしたらその時先輩は何か考え事をしていたのかもしれませんし、疲れていたのかもしれません。
あのね、一昨日いつも挨拶が元気なシママに、「おはよう」って言ったときに挨拶が返ってこなかったんだ。
その時、嫌われちゃったのかな・・・。って思ったけど、
昨日は普通に話しかけて来てくれたんだ。そこですごく安心したんだ。
挨拶が返ってこなかっただけで嫌われてるって考えるなんか・・・なかなか・・辛そうやなぁ、オマエ。
ちゃうねんて。アイツ、一昨日ってことは、その前の日に情報管理部で中途入社社員の歓迎会やっとったったい。
それで二日酔いになってな~他の女子社員から聞いたんやけど、トイレでゲロ吐いてたらしいたい。バカやんなぁ~(笑)
ハタチになったばかりならまだしも、この歳になって飲み過ぎでやらかすなよって思て。
要は体調が悪かったってことやけん、そういうこともあるんだよ。そんな1回だけの悪い事象で決めつけるのはよくないたい。
・・・それに、俺ら4人友達なのに、そんな簡単なことで嫌われたって思われるシママの方も辛いんやない?
・・・。
「嫌われてしまった」という感情は人間関係に大きなヒビを入れます。挨拶に限らず、人の表情、行動の裏を深くまで読み取って自分は嫌われていると一般化してしまうとすごく苦しくなります。また、上記が悪化すると「先輩に」だけじゃなくて「人間すべてに」嫌われてしまったと思うようになります。
結論の(悪いほうへの)飛躍
根拠もないのに感情的に何事も良くないほうへ考えて、悲観的な結論を出してしまい、その結論からさらに悲観的になってしまいます。
例1:今日は実験に失敗してしまった。きっと明日も失敗するだろう、そしてみんな私に対して実験できない人という評価を下して、それが会社の上層部まで伝わったらいつか私はクビになるだろう。
今日の失敗は自分のクビにまで飛躍してしまっています。上の文章のなかで「いやいやいや」とツッコミたくなる人は正常ですが、脳が疲れているとこんな思考に陥ってしまうのです。
例2:今、勉強しているところがよくわからない。わからない自分はバカだ。どうしようもない。これで単位がとれなくなって、留年して、僕は卒業できないんだ
一つの「わからない」から卒業の可否まで飛躍してしまっています。勉強がわからなければ先生に聞くのもいいし、友達に聞くのもいいし、図書館に行って自分に合った本を探してもいいし、ネットで調べるのもいいし、ぶっちゃけ、理解せずに丸暗記して凌ぐのも一つの方法です。これだけ糸口があるのに塞ぎこんでしまったら、もったいないし、疲れてしまいます。
実験に失敗してめげることは俺にもあるたい。ばってん、クビになるとか、卒業・修了できないとかそんなことまで考えたことはなか。
僕は仕事で失敗したら、クビがすぐ頭の中からでてくるなぁ・・・
よくそんな思考で生きていけるな・・・っていうか、今もしんどいんか・・。せやから、論理の飛躍が酷いんやって。
大体、資本金1000億のこの大企業がオマエ学歴もないのに、しかも2年間の引きこもり期間もあるのに、採用したその意味を考えてみ。
・・・どういうこと?
せやから、オマエは優秀だってことで、大切な人材だってことたい。この会社に入りたい人がクサるほどいる中で、今、オマエがここにいるだけでも凄いってことたい。
・・・実感がわかない・・。
まぁ、いいよ。少なくとも俺はこの会社がディープルをクビにすることはないと思うぜ。
するとしたら・・・そうだな、あまりにもこの白黒思考だとか極端な一般化だとか悪い方への論理の飛躍が酷過ぎて、自分を責めて自分を傷つける行為に出たときだな。
言っとくけど、死んだら解雇やけん、当然やな。
自分を責めちゃだめ・・考えすぎちゃだめ・・。う~ん・・。
白黒思考だとか極端な一般化だとか悪い方への論理の飛躍もさ、考えすぎのムシが働いて起こるわけやけん、考えすぎないで気楽にいこうぜってことたい。俺はディープルが笑顔で元気な方がうれしいからな。
まとめ
白黒思考/一般化/論理の飛躍・・・こんな感じの考え方していませんでしょうか?常になくとも、たまにこんな考え方になることがあるかもって人は正常です。完璧に脳が健康な人間もまた存在しませんから。しかし、この考えが普通だと思っている人、スタンダードになっている人は要注意です。脳を疲れさせています。ある日突然働けなくなります。
上記の傾向は、自分の心を傷つけ、脳を疲れさせます。脳が疲れるとさらに上記の傾向が強く出てきて悪循環になっていくのです。
そして疲れ果てた時に脳は「もう何も考えられなくしてやれ」「何もできなくなるようにしてやれ」と体に指令をおくります。そうすればこれ以上脳が疲れなくて済むからです。それがうつ病の症状です。何もする気が起きない。会社へ行くのも重労働。さらにマイナス思考、自信の低下へつながっていきます。
そうならないためには自分の自動思考に常に働きかけて「あ、これは考えすぎだな」と思えるようになれれば心が健康でいられます。
あまり、考えすぎず、気楽に行きましょう!!
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