資料請求番号:PH11
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一眼レフカメラやミラーレスカメラの上の部分を見てみますと、MとかAとかPとか色々な文字がついたダイヤルがあると思います。これら文字は撮影モードを表しています。
今回はこの撮影モードについて説明していきます。
写真の品質を決める要素
高品質な写真は、その場の環境(明るさなど)に対して適切な設定をすることによって撮ることができます。
設定項目は
シャッタースピード(SS)/F値(絞り値)/ISO感度/ホワイトバランス/ストロボ/AFポイントがあります。
その場の環境にあった↑の設定をやるとええ写真が撮れるんよ。
撮影モードを変えることで、これらの設定を全てカメラに任せるんか、一部だけカメラに任せるんか、全部自分で設定するんかを変えることができるけん!
撮影モードの種類
撮影モードには「オートモード」「発光禁止オート」「シーンモード」「プログラムオート」「絞り優先モード」「シャッタースピード優先モード」「マニュアルモード」があります。以下、それぞれについて説明していきます。
オートモード(Auto)
設定をすべてカメラにお任せしてしまうモードです。基本的に撮影者は撮りたい物にレンズを向けてシャッターを押す。それだけです。このモードの注意点はストロボまでも自動になっているので、カメラが「周囲が暗い」と判断したら勝手にフラッシュを焚くようになります。
フラッシュ禁止エリアでうっかりオートモードにしてフラッシュを焚いてしまったら最悪です。
何かショーをやっているときにフラッシュ焚かれたら、たまがるけんね。
それに、光に弱い動物もいるわけやし。夜景を撮るにしてもフラッシュばかり焚かれたら周りの撮影者にとって迷惑になるけん。
何かのショーで「フラッシュやめてください」と言っているのにも関わらずフラッシュが出続けるのはこのモードのせいなんじゃないかと思っています。
発光禁止オートモード(カミナリマークに禁止マークがついたもの)
上記オートモードでフラッシュが禁止されたモードです。ストロボ以外の設定はカメラが決めます。
最低でも完全Autoモードと発光禁止オートモードが使い分けられるようなってからカメラを持って出かけような。不意のフラッシュというのは好いとうないね。
シーンモード(SCENE)
被写体の状況(風景、子供がはしゃいでいる、ポートレート、スポーツをしている)などを設定するとカメラがSS/F/ISO/ストロボのON/OFF/ホワイトバランスを決めるモードです。撮影者は露出補正をすることで明るさを自由に操ることができます。
撮りたいシーンが変われば必要なカメラの設定も変わってくるけんね。例えばシャッタースピードなら風景を撮るときは1/20秒で十分やけども、走っている子どもを1/20秒で撮ったら、子どもがブレてまうけん。
このモードは撮りたいシーンに合うように自動的にシャッタースピード、F値、ISOとか決めてくれるけん、Autoモードよりはよりイメージ通りの写真ができると思うけんね。
どんなシーンモードを使ったら、どんなSS/F/ISOの値になるのかをまとめた記事があります。
プログラムオート(P)
カメラがシャッタースピードSS/F(絞り値)を決定し、それ以外を撮影者が決めるモードです。フラッシュを焚くかどうか、ホワイトバランスを自由に決めることができ、露出補正で明るさの調整ができるので、オートモードよりは表現の幅が広がります。
ホワイトバランスを変えて写真の色味を表現したり、露出補正を使って明るい写真を撮ったりすることができるけん、スマホやコンデジ以上に自由に撮ることができて楽しいと思うなぁ~。
絞り優先モード(AまたはAv)
ダイヤル上の記号はメーカーによって異なります。絞り優先モードは撮影者がF値を決定し、それに応じてカメラがSSを決めるモードです。プログラムオートに慣れたらこちらのモードをオススメします。F値を自由に決められるということは写真の表現を自由にすることができます。主題は何なのかぼかすのかキッチリ写すのかなどどんな写真を撮りたいのか考えるようになったらそれがこのモードを使うタイミングです。
しばらく一眼レフに触り慣れた人が使用しよるモードだと思う。
明るさや色味の表現だけやなくて、ボカすんかボカさんのか、ちょうどいいシャッタースピードを出すためにはどのくらい絞るんか、とか色々考えて撮るけん。
この辺から一眼レフの面白さが出てくると思うな~
シャッタースピード優先モード(SまたはTv)
撮影者がシャッタースピード(SS値)を決定し、それに応じてカメラがF値を決めるモードです。F値を勝手に決められてしまうので使い勝手が悪いですが、このモードが重宝する撮り方があります。
それは「流し撮り」です。流し撮りとは被写体の動きに合わせて撮影者がカメラを動かし、被写体の周囲を意図的にブレさせることによって被写体にスピード感を与える撮り方です。
流し撮りが成功するかどうかは被写体までの距離と被写体のスピードに合わせて適切なシャッタースピードを選択できるかにかかっています。SS値を変えながら実験しつつ、ちょうどよい数値を決めるので、
SS値を自分で変えられないと実験になりません。
流し撮りで被写体だけブレさせんで、いかに背景だけをブレさせるんかは
色々なシャッタースピードで何回か試してみないと満足の行く写真が撮れないけんね~。
最近やとピューロでこのモードを使いよる。ピューロは屋内で暗くて撮影が難しい分、撮りごたえがあって面白いんよ~!
マニュアルモード(M)
撮影者がすべての設定を行うモードです。絞り優先でもシャッタースピード優先でも自分の思い通りにならないときに使用します。よくドツボにはまります。
夜景や星空の長時間露光(30秒程度)をしたいときに使うけんね。周りが暗くてカメラのセンサーがお手上げ状態(被写体が暗すぎますと表示)になった時にこれを使うことが多いけん。
暗かろうとも長時間露光すればそれなりの写真が撮れるわけやから。中には真っ暗な空に向けて何時間もシャッターを開き続ける人だっておるけんね。
ISOオートモード解除のススメ
カメラのメニュー画面からISOオートモードを解除することができます。
この設定を行えばプログラムオート、絞り優先モード、シャッタースピード優先モード、マニュアルモードでISOを自分で決めることができます。
私個人の意見としてはISOオートは解除しておいたほうが良いでしょう。
どんなに明るくてブレのない写真が撮れたとしてもISOがあまりにも高すぎると作品として成立しません。
ISOオートモードでは気づいたらISOがとんでもなく高い数値(8000とか25600とか)になっている場合があります。
せっかく撮った写真をじっくり観察してみたら、実は結構ザラザラやったなんて・・・嫌やけんね。
実際、昼間やったらISO5000とか要らないけん、ばってん、ISOオートにしとると、いつの間にかISO5000とかになってしまっとる。
AFポイントオートモード解除のススメ
プログラムオートを卒業して絞り優先モードに移行するタイミングでAFポイントオートも解除するとよいでしょう。
自分で作りたい写真のイメージが固まってくるとピントを置く場所も自分で決めたくなると思います。私の場合、新幹線や飛行機は車体の先端に、動物は鼻先をピントを合わせるようにしています。
せっかくのシャッタチャンスで変なところに勝手にピントを置かれてしまったら残念ですよね。
フォーカスポイントを自動にしとったら
あっ!あっ!違う!そこじゃない!!
ってところにピントを合わせに行くけん、せっかくのシャッターチャンスを逃してしまうんや。実際にピントの迷いで失敗した写真がこんな感じ。
せっかくかわいい仕草見せてくれたんに・・・。前ボケがちゃんとできとらんやろ?最初、目の前の柵にピントが合ってしまって、慌ててピントを切り替えたらこうなったけん。
フォーカスポイントは手動で決めるようにして、状況に応じてフォーカスポイントを決めるけん、これが一番やね!
まとめ
一眼レフやミラーレスには色々な撮影モードがありますが、写真を趣味にしてみたい、写真を撮ることそのものを楽しみたいという人はプログラムオートで撮影してみることをおススメします。
このモードで適正なSSやFの数字を知って、経験を積んでいくとああしたい、こうしたいと思ってくると思いますので、
そしたら絞り優先モード、ISOオート解除、AFポイントオート解除に手を出してみてください。
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