資料請求番号:PH72
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ピューロランドの中でも、ミラクルギフトパレードを始めとするピューロビレッジ全体を使用して行われるパレードは人気があり、パレードが行われる場所の周辺には大勢の人が集まります。
その中で、パレードを観覧したい人との間でトラブルなどが起こらないよう、観覧場所が決められており、順番待ちの仕組みが設けられています。
基本的にはピューロランドのスタッフの指示に従えばよいのですが、パレードを鑑賞したい人達の順番待ちの列(これを待機列と呼びます)がどのようにできて、その列がどのように捌かれていくのかを予め知っておくと自分の希望するポジションを確保しやすくなりますし
・いつの間にか違う列に並んでいた
・いつの間にか割込みをしていた、されてしまった
・一体何時間待てばいいんだよ、疲れた
などといったテーマパークによくある「こんなはずじゃなかった」という思い出を持たずに済むようになると思っています。
そこで今回は、
・ピューロにおける基本的な待機列の捌き方
・座り見・立ち見で最前列ポジションを確保するには待機列のどの辺りにいればよいのか
を説明したのち、
・観覧場所別に座り見と立ち見のエリアがどの辺りになるのかを調査した結果を備忘録として残しておきます。
ミラクルギフトパレードなど、ピューロビレッジ全体を使用して行われるショーには
・知恵の木ステージ前
・ディスカバリーシアター前
・大きなスクリーン下(有料席あり。2000円)
・中央大階段
・フェアリーランドシアター前
・エンターテイメントホール前
の6か所の観覧場所があります。
知恵の木を中心とした、各観覧場所の位置関係は以下のようになっています。
観覧場所についての詳しい説明はこちら。
ピューロに初めて行かれる方、ディスカバリーシアター、フェアリーランドシアターと言われて「?」となった方はこちらで位置関係を把握することをオススメします。
6か所の観覧場所についての詳しい説明がまとめられています。
また、パレード中の「♬kawaiiフェスティバル」とキャラクター紹介シーンではキャラクターが前にでて踊ります。その時、キャラクターの位置は固定(循環しない)で決まったポジションを取ります。したがって、kawaiiフェスティバルとキャラクター紹介シーンの間は推しキャラを確実に抑えるチャンスになります。自分の推しキャラを基準に観覧場所を検討してみます。
kawaiiフェスティバルとキャラクター紹介シーンにおけるキャラクターポジションは
↓こちら↓
kawaiiフェスティバル
kawaiiフェスティバル時も含め、どの観覧場所でどんなキャラクターが撮影しやすいのかを↓のページでまとめています。
資料請求番号:PH73推しキャラが「どこで」「どのタイミングで」撮れるのかを調査するサンリオピューロランドにおけるパレード、ミラクルギフトパレードにおける写真撮影は難易度が高いです。その理由は・屋内であること・屋内照明の明るさや色が変化し続けること・... 【サンリオ】パレードの観覧場所別 撮れるキャラクターまとめ - らい・ぶらり |
パレード鑑賞の際には「座って鑑賞するのか」「立って鑑賞するのか」を選択することができます。以後、前者を座り見、後者を立ち見と呼びます。
座り見の最前列付近ではキャラクターやダンサーさんが目の前でパフォーマンスをしてくれるので、臨場感を味わいたい人は座り見を、
一方で立って撮影した方が視界が拓けるので、望遠を使って様々なバリエーションの写真が撮れるので撮影を楽しみたい人は立ち見を選択することをオススメします。
サンリオピューロランドのパレードでは、パレードの開始1時間前程度(混雑具合によって異なる)順番待ちの列(待機列)が作られ始めます。待機列は各観覧場所ごとに表示がなされています。表示がない場合は近くにいるスタッフに「〇〇パレードの〇〇前の待機列はどこですかorここでよろしいでしょうか?」と尋ねます。
待機列表示の例。特に荷物だけを置いての場所取りは非常に迷惑です。パレードの開始時刻が近づくと、スタッフの指示に従って観覧客全員で移動します。その時、荷物だけおいてある状態では観覧客の移動の障害になるほか、順番待ちの秩序が乱れてしまうのです。
待機列はパレードの開始が近づくと、以下のように整理されます。
待機列で並んでいた観覧客は順番にピューロビレッジの手前(現地には白い点線が引かれています)まで案内されます。
立ち見希望の人はスタッフに「立ち見希望です」と申し出れば立ち見専用の待ちポジションに案内されます。
パレード開始30分前になると、各観覧場所周辺の通路が閉鎖されます。これと同時に観覧客は空いたスペースへの移動を案内されます。このように、待機列生成~パレード開始まで何度か観覧客の移動があるため、荷物の放置による場所取りや迷惑なのです。
観覧場所によってキャパシティー(横に並べる人数の余裕)は異なりますが、概ね10人~25人程度が横一列に並ぶことができます。したがって、最前列を確保するには待機列で並んでいる人の数が10~25人以下の状態から並ぶ必要があります。
以後、各観覧場所の待機列のでき方を説明します。その際に観覧場所別の横に並べる人数の余裕を明記します。
休日の場合10~25人の列ができるのは概ねパレード開始の1時間30分前~1時間前となります。従って、座り見で最前列を確保するには1時間30分前~1時間前から並ぶ必要があるでしょう。
パレードやショーを観覧する人数のうち、立ち見を希望する人は少ないので、待機列が長蛇になっていても立ち見の最前が確保できることが多いです。目安として、休日の場合パレード開始の1時間前~30分前から待機列に並んでいれば立ち見の最前が確保できると考えています。
待機列表示の「お願い」には「待機列には全員でお並びください」「後からの合流はご遠慮ください」とありますが、90分~60分前から並びっぱなしというのは、特に親子連れの場合難しいでしょう。
そのためか、ピューロランドの公式HPでは、
待機列への割り込み・合流はできません。列へは全員でお並びください。
※小さなお子様(小学生以下)連れのご家族は除きます。
出典:サンリオピューロランド公式 お客様が快適にお楽しみいただくために
と明記されています。
実際にお母さんが子どもと一緒に並んでいる間、お父さんがお菓子を買いに行く、お父さんが並んでいる間、お母さんと子どもがトイレに行くなど、そういった事が発生する可能性は十分にありますし、何度か見ています。
さらに、ピューロのスタッフは待機列を整理している間に「何人で並んでいるか?後から人員の追加はあるか?」を確認しています。その時にパレードを鑑賞する人数を申告するという場面をよく見ます。
約10名
ディスカバリープラザと書かれた看板の下に、岩をかたどったアーチ状の入り口があります。
この入り口を入った直後に広がる空間を「ディスカバリーシアター前」と呼びます。
ディスカバリーシアター前の待機列はディスカバリープラザを入って左手のベンチ付近で形成されます。
ディスカバリーシアター前から知恵の木を見ると、このような風景が見えます。
待機列は前に並んでいる人から順番に座って観覧するエリア、立って観覧するエリアに分けてピューロの係員に従って配置されます。
座って観覧するエリアと立って観覧するエリアの境界線はその時の混雑具合によって変化します。
約10名
エンターテイメントホール前の入り口です。
パレード1時間前から、このエンターテイメントホール前の空間で待機列が作られ始めます。
ここに入るとショップがあり、レジ前の空間が観覧場所になります。
前に並んでいる人から順番に座って観覧するエリア、立って観覧するエリアに分けてピューロの係員に従って配置されます。
座って観覧するエリアと立って観覧するエリアの境界線はその時の混雑具合によって変化します。
約10名
フェアリーランドシアターの入り口です。
フェアリーランドシアターのエリアに入ると左手に待機列の表示があります。他の観覧場所と比較してわかりやすいうえ、椅子が設置してあるので、快適に待機することができます。
フェアリーランドシアター内からピューロビレッジに向かって撮影した写真になります。
他の観覧場所と比較して横に配置できる人数が少なめなので、最前列で見るためには早い時間から並ぶ必要があります。(椅子が設置しており、快適に待機できるため、他の観覧場所と比較して早めに並んでも疲れないと思います。)
少しピューロビレッジに接近したときの写真です。座り見と立ち見の境界線は自動販売機の少し後ろと言った感触です。(土曜日調査)
約12名
おおきなスクリーン下の場合は、スクリーン近くの階段から待機列が伸びています。
この階段は大きなスクリーンのすぐ下にあります。
(※待機列の表示はミラクルギフトパレードの時にはありましたが、ウィッシュミーメルのイースターセレブレーションの時にはありませんでした。)
待機列は階段から伸び始めてディスカバリーシアターの上部付近まで伸びます。混雑しているとさらに伸び、ボートライドアトラクション付近に及びます。
大きなスクリーン下から中央大階段にかけての満員の様子が以下の通りです
大きなスクリーン前の立ち見のエリアは2か所あり、①階段の三段目と②シルエットアートエリア付近があります。
①は非常に良いポジションですが、キャパシティーは3人程度しかありません。②のキャパシティーは多くありますが、奥まったところにあることに注意して下さい。
ちなみに、前回観覧した際(メルちゃんのイースター)は、最後尾がディスカバリーシアター上部付近の状態で並び始めて階段の3段目の①立ち見ポジションを獲得することができました。
約15名
中央大階段とは大きなスクリーン向かって右手の扇状に広がる階段であり、中央大階段の待機列は最前列は2階で、列が進めば進むほど1階へ降りていきます。
中央大階段は広大ゆえ、多くの人の顔が写ってしまう関係上、一部しか写せず、代わりに概念図を作成しました。ご容赦ください。
その待機列の始点は、シュガーバニーズを正面にした時、階段上がって右側にあります。
上記の写真で形成されている列は「ボートライド」の列です。注意してください。パレード中央大階段の待機列はこのような表示があります。
待機列は2階から伸びはじめ、1階へ向かって伸びます。混雑時は1階まで及び、フェアリーランドシアターの方向へ伸びていきます。
初めて中央大階段で観覧した際、最後尾を確認せずに並んでしまったため、結果として割り込みをしてしまい「もっと後ろまで伸びてるよ~」って教えてもらったことがあるので、トラブル回避のためにも待機列の伸び方と最後尾の位置はしっかりと把握しておきたいなと思いました。
中央大階段では、立ち見エリアと座り見エリアの境目が曖昧で混雑状況によって大きく変化します。
3月31日(土)の非常に混雑していた時、両エリアの位置関係はこのようになっていました。
この際「本日は大変混雑しているため、大きなスクリーン側の階段を全て立ち見エリアとして開放します!!」
という案内がありました。したがって、普段は異なっている可能性があります。
実際の観覧場所と見え方
3月31日当日、私が実際に観覧した場所(☆印)とパレードを広角で撮った写真をセットで公開します。
なかなか良い場所なのではないかと思います。この場所は、作戦を立てて得たわけでもなく、列捌きの人にお願いして得たわけでもなく、偶然得た場所です。
中央大階段の列整理においては
「n番目の人は(x,y,z)の地点に配置する」
といった秩序がないように思えます。臨機応変に立ち見場所と座り見場所が変化してしまうので、
「n番目の人よりもn+10番目の人の方が見晴らしの良い場所に案内されてしまう」
という理不尽が生じやすいです。
従って、予行演習として隣の観覧場所である「大きなスクリーン前」で一旦観覧し、その際に中央大階段で立っている人を見つけ、そのポジションをよく吟味し、ピューロの待機列捌きをしている人に「ここで立って鑑賞したい」と言えばいいのではないかと思います。
※思ってるだけで、実行はしていません。ピューロの列捌きの人が困ってしまったら止めましょう。
約25名(内約5名は予約席)
順番によっては予約席の後ろに案内されてしまうリスク有
知恵の木ステージ前の待機列の始点は非常にわかりづらいです。
1階のディスカバリーシアター前から知恵の木ステージ、エンターテイメントホール前を見たとき、右手に階段があります。その階段の奥に知恵の木ステージ前の待機列の始点があります。
この待機列は2階へ到達し、ディスカバリーシアターの方向に向かって伸びていきます。
列の伸び方は「おおきなスクリーン下」の待機列と似ています。しかし、大きなスクリーンの待機列は、大きなスクリーンを始点とし、2階へ上がって知恵の木と反対側、反時計回りに進むように列形成がなされますが、知恵の木ステージ前の待機列は知恵の木ステージ前を始点とし、2階へ上がって知恵の木側、時計回りに進むように列形成がなされます。
このことを知っておくと、気づいたら違う場所に案内されてしまった。とか、
気づいたら他の列の割り込みをしていた。といったトラブルを防げると思います。
知恵の木前の観覧エリアは、以下のようになっています。
先着の立ち見希望者2名が①の領域に、あと2~3名程度が②の領域に案内されます。後の立ち見希望者は③の領域に案内されます。
しかし、①・②の領域ともにオススメできません。なぜなら、このポジションから知恵の木ステージを見たとき
このように見えるからです。
従って、③のエリアを指さして「あの辺で観覧したいです」と申し出た方が良いのではないかと思います。一番最初に来たからと言って、一番見晴らしの良いところに案内されるとは限らないのです。
スポンサーリンク今回は、サンリオピューロランドのパレードやショーの場所取りの方法・待機列の仕組みを説明しました。待機列の仕組みのイメージがついていれば、安心して並ぶことができますし、他の観覧客とのトラブルも防げます。また、ピューロ係員の指示もわかりやすいものになるでしょう。
待機列生成の仕組みがこんなにも複雑なのは屋内テーマパークでかつ、最近人気が出てきたピューロならではです。したがって、気づいたら割り込みをしていた。は割とあるあるなのです。自分はやってしまったこともあるし、やられたこともあります。このことは最前列確保のリスクになるのですが、本人に悪気がないのがもどかしいところです。
しかし、秩序を乱すのは良くないので、仕組みを知っておく、または少しでもわからないことがあったら、ピューロの係員に聞くということをしておけば、トラブルになるリスクを少なくすることができます。
特に遠方からきている人(私もピューロまで120kmほどあります。新横浜からのアクセスが良ければ助かるんだけどなぁ・・・と思います。)やピューロに来るのに時間を割けない人にとっては割り込みは絶対に許せないと思いますが、割り込みをする人の中には悪意で割り込みをしたのではなく、待機列の仕組みをわかっていない人もいます。割り込みをされたら「最後尾はもっと後ろ(あるいは上だったり下だったり)ですけど、確認しましたか?」と一旦聞いてみてください。おもいやりです。
待機列がどのように伸びて、自分にはどのようなポジションが確保されるのかをよく知っていると心に余裕が出てきて、その結果として「おもいやり」が生まれます。そういう意味でも場所取りの方法・待機列の仕組みを知っているか知っていないかでピューロの思い出が左右されるのかも、と思いこの記事を作成しました。