資料請求番号:PH55
神奈川県 大野山のハイキングコース紹介
大野山(おおのやま)は神奈川県の北西部にある山北町にある標高723mの山です。
御殿場線沿線からのアクセスが良く、さらに山頂からは富士山が良く見えるだけあって、都心からハイカーさんたちがたくさんやってきます。
本記事では、ハイキング初心者に向けて、この大野山の道順・所要時間・トイレの位置を地図と写真を使って詳細にレポしていきます。
大野山
大野山は静岡県と神奈川県の県境にある山々の一つです。
JR御殿場線の谷峨駅と山北駅の間に位置しており、山北駅から出発してハイキングを楽しみ、谷峨駅に至るハイカーさんと、その逆の行程のハイカーさんがいます。
今回は、山北駅から出発し、谷峨駅へ至るコースを紹介します。
山頂からの景色は絶景で、関東の冨士見100景にも選ばれています。
コースアウトライン
山北駅から出発して谷峨駅へ至るコースの全体像です。今回は行程をA~Eの5つのエリアに分けて一つ一つ詳細にレポします。
A:山北駅~大野山入り口バス停 バス移動5分(青色)
B:大野山入口~共和小学校 所要時間40分
C:共和小学校~大野山山頂 所要時間50分
D:大野山山頂~中腹 所要時間45分
E:中腹~谷峨駅 所要時間40分
合計所要時間 約3時間
印をつけたところが分かれ道・トイレ・注意ポイントだよ。
これからAエリアからEエリアまで印をつけた位置の細かい地図と写真を載せていくよ!
これでハイキング初心者も道に迷わず安心!
Aエリア
山北駅~大野山入り口バス停 バス移動5分
ポイント1
山北駅へは東京から来る場合、新宿から新松田駅まで小田急線に乗り、新松田から御殿場線の松田駅に乗り換えます。駅名は違いますが、両駅はほとんど同じ位置にあり、同じ駅と考えても良いでしょう。そこから沼津方面へ向かうと山北駅に到着します。
静岡から来る場合、東海道線を熱海方面へ向かい、沼津で御殿場線に乗り換えます。御殿場線には御殿場行と国府津行がありますが、山北は御殿場よりも奥にあるので、国府津行に乗ります。
この駅は一つしか出口がないうえ、ホームからバスのロータリーが良く見えるので、出口に迷うことはないと思います。
山北駅から西丹沢行のバスに乗ると、大野山入口というバス停までバスで移動することができます。歩いていっても大したことのない距離ですが、電車を降りたらたまたまバスがいたので、大野山入口まではバスで移動しました。
大野山入口のバス停の時刻表がこちら!山北駅の出発時間はこの時間より3分前だよ!
ポイント2
バス停からポイント2までの行程を説明します。
バスを降りたときの風景がこのようになっており、このまままっすぐ進めば大野山を登れると思ってしまいがちですが、違います。
このまままっすぐ進んじゃうと、山に登ることなく谷峨駅に着いてしまうよ!
バス降りていかにもこの道をまっすぐ進めば登れる感じなんだけど、実は山に向かう道はもう一本北にあるけん。
間違えると登山するテンションじゃなくなるから注意やね。
バスを降りて振り返ると、横道が見えると思いますので、その横道を少し進みます。
横道を進むと、狭い階段がありますので、ここを登ります。
これでポイント2に到着。ここから道なりに北へ進んでいくよ!
Bエリア
大野山入口~共和小学校 所要時間40分
ポイント3
東名高速道路の下をくぐると、2回分かれ道に遭遇します。この辺のエリアを鍛治屋敷と呼ぶようです。
案内板がしっかりとありますので、それに従って進んでいきます。
ポイント4
案内に従って進んでいくと、足柄ボクシングジムが見えます。その手前に、急勾配の別れ道があります。横道に見えるような急勾配の道の方が正解です。
しっかりと案内板を見て、ボクシングジムを通り過ぎないようにしましょう。
ポイント5
ポイント4を過ぎたところから道が狭くなり、勾配もキツくなります。そのまま進んでいくと、ポイント5の分岐が見えてくると思います。ここは案内板通りに、左に進みましょう。案内板は見落としやすいので注意。
ポイント6
ポイント5を左に進むと突き当たりになります。ここを案内板の通り、左へ進んでいくと、
ポイント6、共和小学校に到着します。
共和小学校を右に見ながら進むと、突き当たりになります。天気が良ければ富士山が見えます。山登りしているなぁ~と感じるような風景ではありますが、まだまだ序の口です。案内板通り右へ進みます。
共和小学校のすぐ近くにはトイレがあります。トイレは男女、多目的トイレがあり、男女トイレは水洗の和式、多目的トイレは洋式でした。
この辺はまだ民家が多く、人が住んでるだけあってインフラがしっかりしています。
この先からがハイキング本番だよ。人は住んでいない、道は舗装されていない、ちょっとよそ見して歩いたら足を挫いたり、最悪滑落することもあるような道になっていくよ!
ここでしっかりトイレを済ませておこう。トイレを我慢しながら歩くのは結構危険やけん!
Cエリア
C:共和小学校~大野山山頂 所要時間50分
ポイント7
トイレを後にして、まっすぐ進むと、再び二股の道が現れます。ここは左手に進みます。
ポイント8
大野山ハイキングコースという大きな看板が見えてきます。ここから車は通れない、舗装されていない道を進むことになります。ここから山登り本番です。
ポイント9
少し進むと、道がどんどん山らしくなっていきます。歩くことに全神経を集中させて進みます。
ポイント10
さらに進むと階段が見えてきます。階段があるということは道を間違っていない証拠です。安心して落ち着いて進みます。
ポイント11
だんだん道が開けてきます、頂上が近い証拠です。
頂上へ続く階段には、こんなかわいらしい標識が置いてありました。
「スカイツリーと同じ高さ634m」
かわいい!登山の疲れが癒されるね!
振り返ると、高いところまで登ってきたことを感じれるようないい景色が見えました。
ポイント12
階段を登り切り、道なりに進んで左に曲がると、小さなベンチが置いてありました。階段を登って休憩する人用でしょうか?
ポイント13
ポイント12から少し進むと再び舗装された道路に出ます。ここから見える景色が最高でした!頂上はもうすぐです!
ポイント14(頂上)
頂上に到着です。頂上には、山頂を示す碑が建っており、その奥には富士山が見えます。山登りの疲れを癒す絶景です。
関東の冨士見100景の一つのようです。
反対側の景色もグッドです
これを見るために山登り頑張ってきた~!って感じやね!
でも、寒い!!とにかく寒かった!!体を動かしてなくて、風が良く当たるからあまり頂上を満喫できなかったん・・・・
トイレも置いてあります。下山ルートも悪路が多いので山を降りることに集中するためにも、トイレには行っておきましょう。
Dエリア
D:大野山山頂~中腹 所要時間45分
谷峨駅方面への下山はこちらから。トイレのすぐ近くに案内板と下山ルートがあります。
下山は、西へ向いて降りていくので、富士山を眺めながら降りることができます。
ちなみに反対のルート、谷峨から出発して山北へ行くルートでは登りながら富士山を観る形になります。
心穏やかに落ち着いて富士山を観ながら下山できる山北→谷峨ルートの方が私は好きです。
ポイント15
再び標高634mのウサちゃんに出会いました。頭を撫でてその場を後にしました。
ポイント16
ポイント15から道なりにまっすぐ進んできただけなのですが、行き止まりらしきところに遭遇。
実はここ、行き止まりではなく、鹿や猪が通過できないように扉が置かれているだけです。
フックを外すだけで簡単に開く扉になっています。
ポイント17
一度、舗装された道路に出るのですが、すぐに山道に入ります。ここには、無人の売店がありました。
やっと普通に歩ける道になった~!と思ったらすぐ案内板が道の悪い方向を示しているからちょっとガッカリするけんね~。
Eエリア
E:中腹~谷峨駅 所要時間40分
ポイント18
分岐点に遭遇します。案内板の向きと実際の道をしっかり見て、正しい方向へ進みます。
ポイント19
再び舗装された道路に出ますが、また山道に入ります。
舗装された道路わきには、トイレが置かれていました。
ここはバイオトイレのようです。
バイオトイレ、最近山の中のトイレに増えてきたんだよ!
ウンチやオシッコをおがくずと混ぜて、早く土に還れるように工夫されているんだよ!
ポイント20
再び山道へ。気を付けていないと、簡単に足を捻挫しそうな場所があったので、残しておくことにしました。
最後まで気が抜けないね~。逆に谷峨側から登る人は大変だろうな~。段差が大きいし。
ポイント21
東名高速道路をくぐると、ようやく舗装された道に出ます。とりあえず、これで山道は終わりです。
案内に従って進んでいくと、東名高速と富士山をセットで写せる場所を見つけました。電線がなければ完璧だったのですが・・・。
ポイント22
県道727号線と合流します。727号線沿いから写せる紅葉と東名高速の調和が抜群でした!
人工のものと自然のものが上手く調和している構図って素敵やね!
ポイント23
酒匂川にかかるつり橋を渡ります。
つり橋からの風景
ポイント24
つり橋を渡った先にある農道から谷峨駅へ行くためには、一回コーナーを曲がらないと行けません。コーナーを登りきると国道246号線に合流します。
ポイント25
国道246号が目の前を走っているのですが、谷峨駅はその奥にあります。したがって、国道246号の方向へ行くのではなく、国道を上で乗り越える方向へ進みます。
ポイント26
国道246号を渡り終わって、突き当たりを左へ行くと谷峨駅に辿り着きます。お疲れ様でした!
突き当たりを左へ
谷峨駅に到着
まとめ
御殿場線沿線上のハイキングコースということで、神奈川県山北町にある大野山を紹介しました。
標高も低く、案内板もしっかりしていて、さらにトイレも充実しており、登りやすかったです。初心者にはいい山だと思いました。
ただし、初心者向けとはいえ、山ですので、道が悪いところもあります。そこで歩かないと転んだり、捻挫したり、最悪滑落することもあり、注意が必要です。
山頂が近づいて行くときのワクワク感、山頂での景色、美味しい空気。正直急勾配の悪路の坂を登るのは大変なのですが、これがあるから山登りは辞められないんですよね。
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