大久野島のうさぎ写真を見ていると、先に来るのは「かわいい」だけではありません。
何かをじっと見ている顔、少しだけ様子をうかがっている顔、もう今日は十分ですと言いたげな顔。
今回はファビーとシママが、写真を見ながら「このうさぎ、何を考えている顔?」を勝手に読み解いていきます。

はじめに

うさぎの写真は、一枚だけ見ても十分に楽しいです。 でも、何枚か続けて見ていると、「この子はいま何を考えているんだろう」と顔つきの違いが気になってきます。 もちろん本当の気持ちはわかりません。けれど、目線、耳の向き、口元、前のめり具合を見ていると、 それぞれに違う“いまの頭の中”がありそうに見えてきます。

今回は、このZIPに入っていた大久野島の写真だけを使って、 「葉っぱしか見えていなさそうな顔」「ちゃんとこちらを見ている顔」「今日はもう休みますの顔」みたいに、 うさぎたちの顔つきを勝手に読んでいきます。 正解を当てる記事ではなく、顔を見る遊びそのものを楽しむ記事です。

うさぎの顔は、意外とちゃんと“考えていそう”に見える

動物の表情を人間みたいに読むのは、たぶん半分は勝手な想像です。
それでも、うさぎの写真には不思議と「今こう思っていそう」が乗ってきます。
近づきたい、待ちたい、食べたい、ここで休みたい。
顔だけですべてがわかるわけではないのに、写真になると妙にそう見えてしまいます。

とくに大久野島のうさぎたちは、人との距離が近いぶん、目線や気配がそのまま残りやすいです。
だから、ただのスナップなのに、一枚ずつに小さなセリフをつけたくなる。
そこが、この写真たちのいちばん楽しいところです。

ファビー×シママ:この子、かなり葉っぱのこと考えてるよね

ではここから、写真を見ながら「このうさぎ、何を考えている顔?」を勝手に読んでいきます。
まずは、かなりわかりやすく“いまの関心”が顔に出ている一枚からです。

葉っぱを前にしたうさぎの寄り

この顔、たぶん今はかなり葉っぱ寄りに頭の中が傾いている。

ファビー

これはもう、かなりわかりやすいねぇ。“いま一番大事なのはその葉っぱです”って顔してる。

シママ

うん。迷いがないのよね。葉っぱを見る顔って、意外と“今はこれ”がはっきり出るんだよ。

まっすぐ見てくる顔は、「ちゃんと見えてます」が入っている

うさぎの顔つきが強く見えるのは、目線がこちらに残っているときです。
ただ待っているというより、ちゃんと状況を見ている感じがある。
そういう顔は、かわいいより先に“認識している感”が来ます。

こちらを見上げるうさぎ

見上げているだけなのに、「そこにあるものは把握しています」が伝わってくる。

ファビー

この子は強いねぇ。“くれるかな”じゃなくて、“ちゃんと見えてますよ”って顔だよ。

シママ

そうそう。“気づいてますし、判断もしてます”の顔なんだよね。静かなのに情報量が多い。

目線:こちらを見ているか、葉っぱだけを見ているか

耳:立っているか、落ち着いているか、少し緊張しているか

口元:食べる前か、食べている途中か、気が抜けているか

姿勢:前のめりか、静止しているか、休む気満々か

少し横から見る顔は、「いま行くかどうか考えている」に見える

すぐには前へ出ず、少し横から様子を見ているような顔には、
“まだ決めてはいないけれど、ちゃんと見ている”感じが出ます。
一直線の顔とは違う、静かな判断の途中みたいな顔です。

少し横からこちらを見るうさぎ

すぐ動く顔ではないけれど、ちゃんとタイミングを見ていそうな顔。

ファビー

この子はいきなり来るタイプじゃないねぇ。“いま行く?”って、ちょっと考えてる顔だよ。

シママ

うん。一直線型じゃなくて観察型だね。こういう顔は、静かだけど中身がありそうに見えるのよ。

休んでいる顔には、「今日はここでいいです」が出る

木陰や地面で力を抜いているうさぎの顔には、
“いまはもう大きく動きません”みたいな静かな完了感が出ます。
何かを強く考えているというより、いったん考えるのをやめている顔です。

地面で休んでいるうさぎ

この顔はたぶん、「今日はこのへんで十分です」がかなり完成している。

シママ

これはもう、“なにかを考えてる”というより、“今日はここまででいいです”の顔だね。

ファビー

うん、力が抜けてる。でもその抜け方がすごくはっきりしてるから、気分まで見えてくるんだよねぇ。

木陰で丸くなって休むうさぎ

静かな木陰ごと、「いまは休む時間です」と言っていそうな顔。

ファビー

これはいいなぁ。派手じゃないんだけど、“いまはここが正解です”って感じがある。

シママ

うん。静かな顔って、“何も考えてない”じゃなくて、“もう決まってる”に見えることがあるのよね。

群れの顔は、「今だけ利害一致」が見えてくる

複数羽がまとまっている写真では、一羽ずつの表情に加えて、その場の空気まで読みたくなります。
誰が前へ出るか、誰が一歩引くか、誰がそのまま一緒にいるか。
顔つきが集まることで、「今この場で何を考えているか」が少し立ち上がってきます。

複数のうさぎが集まっている様子

この場の全員、たぶん今は似たようなことを考えている。

ファビー

この写真はわかりやすいねぇ。“仲よし”というより、“今だけ目的が一致してます”の顔だよ。

シママ

そうそう。一羽ずつ違うはずなのに、その瞬間だけ空気が揃って見えるのよ。群れの顔って面白いね。

まとまって座るうさぎたち

強い主張はないのに、全体の空気はちゃんと揃っている顔ぶれ。

シママ

こっちは“何か強いことを考えてる”より、“この感じで今日は十分です”って空気だね。

ファビー

うんうん。みんなの顔が静かなんだけど、その静けさが揃ってるんだよねぇ。

こうして見ると、うさぎの顔は、ただかわいいだけではありません。
目線がある、迷いがある、逆に迷いがまったくない、休む気が満ちている。
そういう小さな違いが、写真の中でちゃんと顔つきになって表れてきます。

今回の顔つき図鑑

一直線の顔:今の関心がひとつにきれいに揃っている

見えてます顔:こちらや手元をちゃんと認識している感じがある

観察してます顔:すぐ動かず、まず状況を見ている

今日はここまで顔:休むことに迷いがない、静かな完了感がある

今だけ一致顔:群れの中で利害や空気が一時的に揃っている

静けさ共有顔:強い主張はないのに、全体の雰囲気がまとまって見える

“何を考えている顔?”といっても、本当に心の中がわかるわけではありません。
でも、写真を見る側がそう読みたくなるだけの情報が、ちゃんと顔に乗っています。
そこが、大久野島のうさぎ写真の面白いところです。
一羽ごとに顔つきの意味が違うから、何枚見ても飽きません。

しめくくり

大久野島のうさぎたちは、もちろん十分にかわいいです。
でも、写真を見返していると、それ以上に「この子、今なにを考えてるんだろう」が楽しくなってきます。

葉っぱのことしか考えていなさそうな顔、ちゃんとこちらを見ている顔、今日はもう休む顔。
そういう違いを見つけ始めると、旅の写真はただの記録ではなく、一羽ずつに今の気分がある小さな顔つき図鑑になります。

ファビー

いやぁ、これ楽しいねぇ。見てるうちに、“この子はいま絶対こう思ってる”って言いたくなる。

シママ

うん。正解じゃなくてもいいのよね。顔つきを読む遊びそのものが、写真をすごく面白くしてくれるから。

静かにたたずむうさぎ

最後は、「もう今日は十分です」と言っていそうな静かな一羽で締めます。