資料請求番号:PH11
ねぇ、ファビー。ワタシも本格的に写真をやってみたいと思うんだけど、何を買えばいいのかわからなんだよなぁ~。
なんか、色々あるじゃない。
せやなぁ。種類としてはコンデジ、ミラーレス一眼、一眼があるんやけど、色んな人が色んなことば言うから迷っちゃうよね~。わかるわ~。
例えば・・・
・2万円くらいのコンデジ買ってもどうせすぐに高い機材が欲しくなるよ
・10万円はたいて一眼を買って、飽きてしまったらどうするの?まずはコンデジで慣れてからじゃないと
・ミラーレスはコンパクトでいいよ。持ち運びもラクラクだし
・いやいや、ミラーレスだとファインダーがデジタルだからタイムラグができちゃって~
などなど
ワタシたち初心者が聞くとよくわかんないんだよね。ファインダーとかセンサーサイズとかレンズ交換ができる、できないとかちょっと専門用語が出てくると困っちゃう。
アタシも、「写真が趣味です」と言えば周りの人は「やってみたいけど何を選べばいいのかよくわかんない」っていうけん、
結局、一緒に遊び行く友達ばおったとしても、写真を撮りに行く友達って少ないけん、寂しいなぁ~。
う~ん・・・。とりあえず、一眼・ミラーレス・コンデジの違いを説明してくれたら、嬉しいな。
わかった!
今回は初めてカメラを買う人向けに一眼・ミラーレス・コンデジの違いを説明し、目的別にどんなカメラを買えばいいのかを解説します。
一眼、ミラーレスにできて、コンデジにはできないこと、それは
「レンズを交換すること」です。レンズが交換出来て何が嬉しいかと言いますと、
「色々な写真が撮れる」ことに尽きます。色々な大きさ(画角)、明るさの写真が撮れます。
レンズ交換によって写真のバリエーションが出てくるので、一眼やミラーレスは本体+レンズの組み合わせで色々な写真が撮れます。
周囲が明るい時用のレンズ、暗いとき用のレンズ、近いものを撮るためのレンズ、遠いものを撮るためのレンズなどなど組み合わせは自由です。
一眼やミラーレスはレンズの交換ができるけん、色々な種類のレンズがあれば、色々な写真が撮れるってことやけん!
近いものを大きく撮るためのレンズはマクロレンズ、遠いものを撮るためのレンズは望遠レンズっていうんよ。
でもさ、コンデジでも数十倍ズームとか言って、望遠で取れそうなものもあるけど、あれじゃだめなの?
コンデジでも望遠で撮ることはできるけど、あれは単純に、写真をトリミングしているだけなんよ。
せやから、望遠にすると画質が悪くなってまう。
一方で、一眼やミラーレス一眼に取り付けた望遠レンズは、レンズの中で光の道筋を調整して遠くのものを映しとるから、画質は落ちん。
ホラ、望遠レンズってデカいやろ?大きなレンズじゃないと焦点距離をとれんから、あんなに大きい形になるわけやけん。
なるほど。
画質の劣化がおきる「デジタルズーム」と焦点距離を稼いで画質が劣化しない「光学ズーム」で調べてみたらええよ!
コンデジはあらゆる写真が機械任せになってしまい、拡大もデジタル的にやるので、どうしても拡大時の劣化は出てきてしまいますが、
一眼やミラーレス一眼の場合は自分でレンズを交換して光学系(被写体からカメラまでの光の道すじ)を調整することで、なるべくデジタルでの処理を少なくし、劣化を防ぎます。
一眼やミラーレス一眼は色々な写真をキレイに納得のいくまで撮りたいと言った場合におススメです。
とはいえ、記念撮影など一般的な写真を撮るにはコンデジで十分だと思います。ミラーレス一眼や一眼でこだわって撮るのもいいですが、その間にお友達を置いてけぼりにしてしまっては意味がありませんので。
思い出残しの写真という観点で見れば、ほとんどを機械任せにできるコンデジを使う方がよいかもしれません。
まとめると
「旅行の思い出残しのために写真を撮るならコンデジ、写真を撮るために旅行するなら
一眼やミラーレス」という感じでしょうか。
私も一眼とコンデジを持っておりますが、友達と出かけるときはコンデジ、一人で出かけるときは一眼を持っていきます。
一眼の本名は「一眼レフカメラ」、ミラーレスの本名は「ミラーレス一眼カメラ」と呼びます。一眼には「レフ」という言葉があります。レフは反射を意味する言葉です。一眼のファインダー(覗くところ)を見てみると、目の前の景色が映りますね。これは鏡に反射されて映っているのです。そしてシャッターを押すとパカッとミラーが開いて目の前の景色がカメラの中へ記録されます。
ミラーレスはどうでしょうか?その名の通り、「ミラーがない」のです。シャッターを押すと直接目の前の景色がカメラの中へ記録されます。では、ファインダーには何が映っているかと言いますと、「目の前の景色がデジタル化されたもの」です。
一眼レフの場合、鏡越しの実際の風景を見とるから、撮りたいと思った瞬間にシャッターを押せるけん。
ばってん、ミラーレスの場合、センサーが見ている映像をデジタル化する処理が入っとるから一瞬のシャッターチャンスを逃してまう場合があるんよ。
以上より一眼とミラーレスのメリットをまとめてみるとこんな感じです。
(読んでいて?が浮かんだ人は下記だけでも見ていってくださいね)
一眼のメリット
・ファインダーを覗きながら目の前の景色をリアルタイムで追うことができる
(素早く動くものや流し撮りをするのに有効です)
ミラーレスのメリット
・ミラーがないのでコンパクト
という形になります。デメリットはその逆ですね。
この3者に共通して言えることは本体性能と値段です。一般的にコンデジ<ミラーレス<一眼の順番に本体性能も値段も高くなります。
(ソニーのα7シリーズやシグマのQuattroシリーズのようなバケモノも存在しますがとりあえず置いておきますね。)
以上をまとめますとコンデジ、ミラーレス、一眼は下記のニーズに合うかと思います。
コンデジ(スマホでの写真の取り方を工夫することも検討)
・カメラは欲しいけど、写真を撮る目的は他にある(思い出残しなど)
・カメラにあまり予算をかけられない
・軽さや小ささを重視したい
ミラーレス
・軽さや小ささを重視したい
・写真を撮ることそのものを目的にしたい
・カメラをいじることを楽しみたい
・風景や人物を撮りたい(被写体が予想に反する動きをしない)
・カメラに多少の予算はかけられるが一眼ほどかけられない
一眼
・写真を撮ることそのものを目的にしたい
・カメラをいじることを楽しみたい
・被写体が動き回るモノを撮りたい(動物、乗り物)
・カメラにたくさんの予算を割り当てられる
・カメラを本格的に趣味にしたい