皆さんは不安な気持ちを持ったことはありますか?という質問は愚問かと思います。
誰しも不安や恐怖というものを持っていると思います。それは例えば、
・入学試験に合格するかどうか
・就活に成功するかどうか
・上司に嫌われているんじゃないか
・交通事故でも起こして働けない体になったらとか
・自分は一生独り身なんじゃないかとか
色々な人が色々な不安を抱えているかと思います。この記事ではそういった不安とどのように付き合っていくか、自分が学んだことを発信していきたいと思います。
まず初めに申し上げたいことはこれです。不安というものはゼロにすることはできません。
一つの不安を解消すればまた別の不安が生まれてきます。こうやってモグラたたきのように不安をやっつけることに精神を消耗させて生きていると非常に疲れてしまいます。
今まで生きてきて不安から解消されたことなんて、一度もないかも・・・。
そこで「不安はゼロにはできない」「不安を持たない人はいない」と割り切ってみるのが一つの手です。
一回、その不安を手放してみて、再度その不安に向き合ってみると、案外大したことじゃなかったという場合があります。
不安というものは一度頭のどこかを掠めると悪いほうへ悪いほうへ考えてしまいます。そして行き着く先は常人が想像もできないような悪いシナリオです。
不安の内容を誰かに話してみると、「考えすぎ」とか「そんなことあり得ない」なんて笑って言われることが多いよ・・。
不安に真剣に向き合って、頭の中で悪い方へ悪い方へ考えてしまい、常人が想像もつかないような領域に達してしまったのでしょう。
そんなところまで考えて誰が幸せになるか?と言えば誰も幸せにならないのです。
不安はゼロにできないということを割り切って「あっ、不安が来たな」と思ったら、一回だけ考えてあとはその不安を手放してしまいましょう。そうすれば精神を消耗せずに済みます。
自分が最も安定する・・・自分にとって一番気持ちのいい行動をとる・・・?
つまりだな。
どうしたらいいのか、何をしたらいいのか、悩んだときは、あまり深追いしないで、
自分の直感に任せてみてもええんやないのか?
自分にとって安定するとか、自分の直感って・・・具体的になんなのさ?
不安をゼロにするよりも、自分が最も安定する(つまり、自分にとって一番気持ちのいい)ような行動をとったほうが良いのです。
例えば、彼女へのプレゼントをどうしよう、これをあげたら〇〇と思われるかな、嫌われるかなと不安があって、何らかの自分の中での答えがでて行動したとしても、それは正解ではありません。
正しく言えば正解など存在しないのです。なぜなら自分の迷いに対する答えは常に変化し続けるから。彼女だって、一か月前は〇〇が欲しかったかもしれませんが、今は違うものが欲しいのかもしれません。正解が存在しないその理由は正解がその瞬間瞬間で変わってしまっているからなのです。
私たちは安心を求めて未来永劫変化しないものを求めがちなのですが、そんなものは存在しないのです。このことは私たちのご先祖様の時代からわかっていて「諸行無常」という言葉が存在しているのです。平家物語の冒頭にも引用されていますね。
不安を解消するための正解を見つけるのではなく常に正解は変化しているのだから、何を選択しても正解なんだと思えるようになれば気持ちをラクにすることができると思います。
結局さぁ、答えはないったい。だったら、何を選択しても正解なんだって思えればラクにならん?
ということは、自分が一番負担にならない選択をとるのがいいと思わんか?
すべてが正解だということは、ある意味、自分がやりたいと思った行動が正解なのかもしれないね。
せやせや!!
人間の気持ちに対して「変化するものだ」ということを了解すれば自分の中で悩みがグルグルと回ることも少なくなるでしょうし、自分も他人も許せるようになるんじゃないかなぁと思います。