資料請求番号:PH33
12月に入って冬本番になってきました。富士山も雪化粧をして、美しさを一層増してきています。
本記事では、東海道線に乗りながら富士山を観たり撮ったりするのにちょうどよい区間(駅と駅の間)と電車内のポジションを紹介します。
静岡県、熱海~島田の区間で調査したところ、富士山の良く見える区間は
①吉原~富士~富士川
②興津~由比
③用宗~安倍川~静岡
でした。
これらの駅がどこにあるのか地図で示します。青色が東海道新幹線、黄色が東海道本線、ピンを立てたところが駅です。
①~③3つの駅間から矢印の方向に向かって景色を眺めると富士山が見えます。
富士山が良く見える条件は
・他の山に遮られない
・線路沿いの建物、人工物、森林に遮られない
・天気が良い(最重要ポイント)
です。天気が悪く、富士山に雲がかかっていれば、どう頑張っても富士山を見ることができません。
天気が良いことを前提として、「他の山に遮られない」「線路沿いの建物などに遮られない」という条件を満たしているのが
①吉原~富士~富士川、②由比~興津、③静岡~安倍川~用宗なのです。
ここから、①~③それぞれのポイントについて、列車の中のどこから富士山が見えるのか、そしてどんな風にみえるのかを実際の写真を使ってまとめてみました。
このポイントでは、山側を向いていれば列車内のどこにいても富士山を見ることができます。
下り線の場合は進行方向右側、上り線の場合は進行方向左側が山側になります。
赤く示したところがちょうどよいポジションになります。基本的にこの区間では富士山からの距離が近く、真南を通ることになりますので、
東海道線の中では一番良く見える区間になります。
吉原~富士間での一枚です。
この区間では上り線が山側、下り線が海側を通ります。したがって、下り線に乗っていると、上り線の架線がジャマをしてしまいます。
従って、上り線の方がおススメです
この区間には富士川橋があります。富士川橋の周辺は障害物がほとんどなく、富士山をよく見ることができます。
比較的広角で撮った写真がこちら(焦点距離32mm)
比較的望遠で撮った写真がこちら(焦点距離60mm)
どちらで撮っても良いですね。観る分には本当に申し分ない場所なのですが、写真を撮った時に反射して映り込みが出来てしまいました。
このポイントでは、熱海側先頭車両の先端+熱海側を向いたときの右側が富士山の良く見えるポジションになります。
(赤く示した部分)
富士山を観る視線と線路が平行になっているため、見えるポジションが限られてしまうのです。
この区間では国道1号線、東名高速道路が入り組んでいるので、色々な構図で富士山を眺める、撮ることのできる楽しい区間です。
このポイントでも②由比~興津と同じポジションが富士山の良く見えるポジションです。
静岡市街を縫って電車が走っていくので、都会+富士山という構図を楽しむことができます。
用宗駅のすぐ近くです。こんなに西に来ても富士山を観ることができるとは思っていませんでした。富士山を観るのに障害になるものがないので、かなり綺麗に観ることができました。
ただし、電車内からの写真なので、線路の架線が邪魔してしまっています。
用宗駅のすぐ近くでこんなにきれいに観ることができるということは、用宗駅の近くに良く撮れる場所があるのでは?と思い、用宗駅で降りて散策しました。
そしたら、駅から徒歩15分程度で行ける場所に「城山」と呼ばれる高台があり、そこで新幹線とセットで富士山を撮ることができました!
※写真はこちら
[blogcard url=”http://shimaphoto03.com/photo/fuji-shinkansen/#shi”]
撮影する際には、撮影に夢中になってバランスを崩し、倒れるような事故がないようにします。左手では必ずどこかにつかまって、右手でカメラを持ちます。
ベストなポジションに他人がいたとしても、その他人を除けるようなマネは絶対にしないようにしましょう。当事者ももちろん、周りから見ても極めて不愉快です。
また、レンズを他人に向けない(乗客はもちろん、運転士や車掌さんも)ことを徹底しましょう。
今回の記事では東海道線に乗りながら富士山を観たり撮ったりするのにちょうどよい区間と、その区間におけるベストなポジションを紹介しました。
晴れた日に
①吉原~富士~富士川
②興津~由比
③用宗~安倍川~静岡
の区間で車窓を眺めてみることをおススメします。
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