色々な発泡入浴剤+酸素系漂白剤~色が変わる化学実験~

資料請求番号:TS21

入浴剤に漂白剤を入れたら色は?どうなる?

この記事は、「色が変わる化学実験」を成立させ、以下の記事を書くために行った実験の記録です。

「色が変わる化学実験」をテーマに、予算200円~300円程度でできる実験として、「バブを溶かして酸素系漂白剤を投入する」というものを考えました。

この記事は、バブを使ったカラフルな実験を成立させるために色々なバブに酸素系漂白剤を入れたらどうなるかを実験した記録になります。

様々なバブを使う中で色が変化する以外にも観察していて面白い現象が現れたので、記事にすることにしました。

実験方法

材料

・酸素系漂白剤

漂白剤は塩素系で代用しないこと。
・バブ(発泡入浴剤)

・観察用容器(ガラスシリンダー、カクテルグラス)

手順

①水を沸騰させ、熱水約300ccをつくる。

②熱水の中にバブを1錠投入し、よく溶かす

③バブ溶液を観察用容器に入れ、約75℃になるまで放置する。(火傷注意)


④バブ溶液に1.25ccの酸素系漂白剤を投入する


⑤様子を観察する

結果

#1 バブ 森林の香り

16倍速

緑→黄の色の変化がしっかりと観察された。このバブには青色1号と黄色4号が混じって緑色が作られているが、青色1号のみが液性がアルカリになるまたは酸化を受けることにより化学変化を受けて色を失い、黄色4号のみが残ったと考えている。

この結果は「色が変わる化学実験」として、1記事に独立させ、まとめている。

#2 バブ メディケイティッド 花果実の香り

128倍速

128倍速

このバブには赤色106号、黄色4号が入っており、赤色が黄色になるものと期待していたが、色が薄くなっただけで終わった。
バブを溶かしきった際、油滴が発生したことから、疎水物質が含まれていることがわかる。
したがって
①赤色106号が漂白剤と反応しない、しにくい
②油水2相系になったことにより、反応速度が低下した
この2点が赤色消失を妨げている原因と考えている。

カクテルグラスで実験を行った際に発生する油滴の落下が「ワインの涙」のようでこれはこれで美しい。

128倍速

#3 バブ メディケイティッド 森林の香り

128倍速

128倍速

このバブには赤色106号、青色1号、黄色4号が入っており、もし、赤色106号の消失速度と青色1号の消失速度が異なっていれば色が3種類に渡って変化するのではないかと期待したが、こちらも色が薄くなっただけで終わった。
#2の花果実の香り同様、油滴が発生したことから、こちらにも疎水物質が含まれていることがわかる。
先ほどのバブ 森林の香りと比較して明らかに緑色の退色が遅くなっていることから先ほど#2の仮説②

油水2相系になったことにより、反応速度が低下した

の信ぴょう性が増した。
この仮説を実証するには、長時間高温を保ちながら観察するという方法があるが、そこまでして色の変化を見るなら別の方法があるだろうと考え、この種のバブ実験は終了した。

ただし、この実験は油滴がマリモのようでこれはこれで美しい。
酸素系漂白剤の発生する酸素によって油滴や漂白剤の粉末が巻き上げられ循環する様子も面白い。

等速

油滴の正体

#2,#3には油滴が発生した。したがって#1には含まれず、#2,#3に含まれる成分に疎水性物質が存在すると考えられる。
赤色106号が疎水性物質であるという仮説を立てたが、赤色106号の水に対する溶解度を調べたところ18.6g/100mL水(60℃)であった(※)。
溶解に使用した熱湯は300mL、バブ1錠の質量は40gであるため、赤色106号の疎水性により油滴が発生したとは考えにくい。

※出典:食用色素(ダイワ化成製)各種溶剤に対する溶解度

したがって、メディケイティッドシリーズに含まれる成分に疎水性成分があると推測しており、色の変化を楽しむ実験を行うにはメディケイティッドシリーズのバブは不向きであると考えている。

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