しままるの雑記帳

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心の問題

心療内科ってどんなところ?(しままるの体験談)

投稿日:2017年3月16日 更新日:

心療内科に通った私の体験談

私は精神を病みやすい性質です。
死んでしまおうかと思った時もあります。その一番ラクな実行方法を研究したこともあります。
ものすごく辛くて明日にも会社に行けない、会社に行っても仕事が手につかない状態(工場の設計者が四則演算できないレベル)にまで陥ってしまったので、産業医に相談したところ、心療内科に通うことになりました。
※現在は本格的に治療をするために入院しています。
今回は「心療内科ってどんなところ?」をテーマに、心療内科で聞かれたことや提示された治療法を書いていきたいと思います。

 

心療内科で聞かれたこと

ざっと挙げるとこんな感じでした。

  1. 病院に来た経緯
  2. 自分をどんな人間だと思っているのか
  3. 一番つらい時はどんなときか
  4. 部活は何をやっていたか?
  5. スポーツはするか?
  6. 睡眠はとれているか
  7. 食欲はあるか
  8. 趣味はあるか、今趣味をして楽しいと思うか
  9. 小中学生時代の交友関係は
  10. 家族に「うつ病」になった人はいるか
  11. 家族と仲は良いか
  12. 学歴

上記に答えて色々話した後、出された診断結果は「うつ病」でした。

判断材料としては
「実生活に影響が出ているかどうか」
だそうです。ろくに睡眠もとれず、趣味も楽しめなくてストレスコントロールもできず、仕事が手につかない状態から実生活に影響が出ている。それゆえ病気であるということですね。

 

病気の原因

私の「うつ病」の原因は以下の通りであると分析されています。
・強迫観念が強い
何もかも完璧にできなければならないという恐怖感が強い

・物事の決めつけがハッキリしすぎている
白か黒かハッキリしたがる性質ゆえ、白である自分が否定されると、完全な自己否定状態に陥る
つまり、100点以外は全て0点の考え方(社会人で100点をとるのは不可能なのにね。)
例:上司との考え(設計思想)のすれ違い→上司から指摘される→自分は仕事ができない、設計できない、エンジニアとして生きていけない

・被害妄想が強い
言われてもいないのに自分は裏で悪口を言われているんじゃないかと思ってしまう。
そしてこの傾向のせいで少しでも否定されるのが怖いという考えから対人恐怖症にも陥っています。別に相手はアドバイスしただけなのにね。
病気を治すためには自己否定に対する感受性を鈍くすることと、自分の考え方を広げることが必要と言われました。

 のちに、これらの性質の原因は「機能不全家族で育ったこと」である、すなわち私がアダルト・チルドレンだったからということがわかりました。(アダルト・チルドレンについてはこちら

治療の方針

当時、私は医師から3つの治療方針を提示されました。

  1. 薬物療法
  2. 認知行動療法
  3. 環境整理

薬物療法

薬によって憂鬱な気分をなくそうとする治療の事です。
薬によって治せるということは憂鬱になる原因がハッキリと研究されていて、それを物質によって制御できるということなんですね。
結論を言えば薬はものすごく効いた気がします。薬を飲み始めてから日曜夜や朝の憂鬱感が緩和されました。

認知行動療法

自分の考え方を広げる訓練の一つです。紙とペンだけで出来ます。やり方は以下の通り
何か自分の心を不安定にする出来事(上司に叱責されたとか、人から鼻で笑われたとか、LINEの返事が返ってこないとか)があった時に実行します

①出来事を書きだす
②その出来事が起きた瞬間の自分の感情を書き出す
③もし自分じゃなくて他の人だったらその出来事に対してどう考えるかを書き出す。

簡単な具体例は

①友達に出したLINEの返事が24時間経っても帰ってこない
②自分は嫌われてしまった、(その友達は)もう友達じゃない
③例1:既読無視するなんてありえない
例2:(その友達が)見た瞬間は忙しくてとりあえず置いといて、忘れられているのかもしれない。

こんな風に自分の考え方を広げて思い込みを排除し、最悪な妄想である「自分はこの世界において必要のない人」へ落ちてしまうのを防ぐのです。
あと、個人的な考えですが、②の思い込みによってその友達を自分から避けてしまっては、その友達に対して失礼ですし、極めて自分にとって勿体ないことをしていますよね。

具体例をもう一つ示しましょう

①飲み会の席で「しままるはバカで使えない」と上司が言っているのをたまたま聞いてしまった
②自分は使えない人間、エンジニアとして失格、この業界で生きていけない
③うるさい上司が喚いてる、人の悪口が大好きな上司だな
②の思考のまま進むとゴールは「自分はこの世界において必要のない人」になります
その上司は本当に人の悪口が大好きな人でした。自分が尊敬する先輩の悪口まで言うので会話していてすごく気分が悪くなった記憶があります。
③は実際にほかの社員が思っていることでした。私だけの考えじゃないのです。考えを広げることで「自分はダメな人間」だけではなく、「そういう人もいる」という考えが新たに生まれてくるのです。

環境整理

簡単な言葉でいうと休職・退職です。自分の置かれている環境から一歩退くという治療方法です。2017年1月に受診したときの私はこれを選択しませんでした。なぜならここで休職・退職しても自分の考え方が治らない限りはまた同じ目に遭うと思っていたからです。しかし、やっぱり辛く、仕事にならない感じがしたので、3月には休職を決意、4月から入院しています。

心の病気が和らいだ瞬間

私はまだ病気と闘っておりますが、二つの言葉のお陰で最悪の事態にまではならなかったと振り返ります。

・医師から言われた言葉
「人は変われるよ」

・社内で一番尊敬する先輩(といっても部長レベルの偉い人)から言われた言葉
「しままるさんは、しままるさん自身が思っているしままるさんよりずっと素敵な人です」

この二つの言葉で「自分は必ず誰かから必要とされていて、それを否定してしまう自分を変えることができる」と思ったのです。
もうちょっと頑張ってみよう。そう思えるようになりました。

まとめ

 私が治療を受けて思ったことをまとめます。
現代の日本において心の病気にかかっている人は4人に1人と言われています。心の病気というのは何も特殊な病気でもないし、特別な人がかかる病気でもありません。
病原菌(過酷な生い立ちやタチの悪い上司)がいれば誰でもかかります。そしてそれに対する治療法(認知行動療法)が確立しています。薬(物質としての薬もあれば自分を支えてくれる人の温かい言葉も薬です)もあります。考えてみてください。
インフルエンザと何が違いますか?同じじゃないですか?心の病気は治すことができると思っています。
辛かったらぜひ心療内科へ足を運んでみてください。取り返しのつかないことになる前に。

-心の問題

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