しままるの雑記帳

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心の問題

心療内科ってどんなところ?

投稿日:2017年3月16日 更新日:

心療内科へ行くことを不安に思う必要はない

あなたはこんな経験ありませんか?

眠れない、食欲がわかない、非常に体が重く感じる、何かをする意欲がわかない(仕事はもちろん趣味でさえも)・・・

強烈な不安感や、仕事における強烈な重圧がかかった時、このような体の症状が出てしまうことがあります。これがさらにひどくなると、

死んでしまいたい

と思うこともあります。私はかつて、その一番ラクな実行方法を考えたこともあります。

今、本当に生きるのが辛いと思っているのであれば、心療内科へ行ってみることをお勧めします。

食欲がない、眠れない・・・さらにものすごい仕事の重圧を感じて、仕事が辛くて辛くてしょうがない。
こういった症状が強くなると、意欲がわかなかったり、死んでしまいたいと思ったりすることもあるし、
まるで脳が凍結してしまったかのように仕事が手につかな過ぎて、書類にサインしてハンコ押すとか四則演算をするとか活字を読むとか、
そういった普段当たり前にやっていたようなことが出来なくなってきてしまうんだ。
もうそうなったら、医者にかかったほうがいいぞ。
まずは、産業医のいる会社だったら産業医に相談したほうがいい。

でも・・・相談したらしたで、アイツはメンタルの弱いやつだから、関わらない方がいいって思われたらいやだよ・・。不安だよ・・・。

いやいや。それはオマエの思い込みに過ぎない。不安感が強くて眠れなくて、仕事が手につかないくらいになっちゃってるんだろ?
だったら、無理やり仕事を続ける方が却って周囲に迷惑じゃないのか?

あと、一回でも心療内科に行って、医者と話すのも怖い・・・。甘えてるだけなんじゃないかって言われそう・・・。

それもお前の思い込みだ。
いいか?そういう考えすぎや思い込みが原因でこういう辛い症状が出る場合が多いんだぞ。
もう、マトモに仕事ができないんだから、さっさと行きな。

・・・うん。。

私は上記のような葛藤の末に、心療内科に行くことを決心し、現在も通院しています。

この記事では、実際に心療内科に通っている私の体験談から、
「心療内科ってどんなところ?」をテーマに、心療内科で聞かれたことや、心療内科に行って分かった症状(うつ病)の原因とうつ病になりやすい人の特徴、そして提示された治療法3つ、心療内科に行って勉強になったことを書いていきたいと思います。

心療内科で聞かれたこと

ざっと挙げるとこんな感じでした。

  1. 病院に来た経緯
  2. 自分をどんな人間だと思っているのか
  3. 一番つらい時はどんなときか
  4. 部活は何をやっていたか?
  5. スポーツはするか?
  6. 睡眠はとれているか
  7. 食欲はあるか
  8. 趣味はあるか、今趣味をして楽しいと思うか
  9. 小中学生時代の交友関係は
  10. 家族に「うつ病」になった人はいるか
  11. 家族と仲は良いか
  12. 学歴

上記に答えて色々話した後、出された診断結果は「うつ病」でした。

判断材料としては
「実生活に影響が出ているかどうか」
だそうです。ろくに睡眠もとれず、趣味も楽しめなくてストレスコントロールもできず、仕事が手につかない状態から実生活に影響が出ている。それゆえ病気であるということですね。

病気の原因

「うつ病」の原因は以下の通りであると分析されています。

強迫観念が強い

何もかも完璧にできなければならないという恐怖感が強い

・物事の決めつけがハッキリしすぎている
白か黒かハッキリしたがる性質ゆえ、自分が否定されると、完全な自己否定状態(真っ黒)に陥る
つまり、100点以外は全て0点の考え方

例:上司との考えのすれ違い→上司から指摘される→自分は仕事ができない。

社会人で100点の仕事をするのは絶対に無理。それなのに白黒思考になってしまったら、
全部黒になるしかないじゃないか。

確かに・・少しでも失敗したら、自分は何やってもダメだって思っちゃう。

誰だって失敗するさ。つーか、失敗の方が多いのが普通だろ。
そんな状況下で、白黒思考が強かったら、そりゃしんどくなるよな。

被害妄想が強い

言われてもいないのに自分は裏で悪口を言われているんじゃないかと思ってしまう。
そしてこの傾向のせいで少しでも否定されるのが怖いという考えから対人恐怖症にも陥っています。

病気を治すためには自己否定に対する感受性を鈍くすることと、自分の考え方を広げることが必要と言われました。

社会人、いや、その前の学校での部活や大学でのゼミ・研究室など、組織に所属している以上は、
誰かに否定されるという現実は免れない。でも、それを自分だけが責められてるって思っちゃうだろ?

・・・うん。

そこに白黒思考がプラスされたらもう最悪だ。
つーか、なんでそんなに自分を否定する方向に考える?自分だけが責められる存在だって思ってしまう?

・・・それが、わからないんだ。

まぁ、分からないから困ってるんだろうが・・・。

心療内科に初めて通ってからしばらくして、後に

・裏で悪口、陰口を言われているんじゃないかと思ってしまう。
・少し否定されたら、自分が全否定されているように感じてしまう。

といった症状は、その人の生い立ちに強く関係していることがわかりました。私の場合、子どもの頃に虐待を受けていて、それが原因であるとわかりました。
虐待を受けると「自分は大丈夫」という気持ち、自己肯定感が欠落します。それが自己否定になっていくのです。

治療の方針

当時、私は医師から3つの治療方針を提示されました。

  1. 薬物療法
  2. 認知行動療法
  3. 環境整理

薬物療法

薬によって憂鬱な気分をなくそうとする治療の事です。
薬によって治せるということは憂鬱になる原因がハッキリと研究されていて、それを物質によって制御できるということなんですね。
結論を言えば薬はものすごく効いた気がします。薬を飲み始めてから日曜夜や朝の憂鬱感が緩和されました。

心療内科の薬を飲むのが怖い。と思っている人もいるようだが、それもただの偏見だと思う。
薬学と医学の専門家が真剣に検証を重ねようやく完成した薬だ。信じてみてもいいんじゃないのか?

認知行動療法

自分の考え方を広げる訓練の一つです。紙とペンだけで出来ます。やり方は以下の通り
何か自分の心を不安定にする出来事(上司に叱責されたとか、人から鼻で笑われたとか、LINEの返事が返ってこないとか)があった時に実行します

①出来事を書きだす
②その出来事が起きた瞬間の自分の感情を書き出す
③もし自分じゃなくて他の人だったらその出来事に対してどう考えるかを書き出す。

例えばオマエ、LINEの返事が24時間経っても帰って来なかったら、どう思う?

自分は嫌われてしまった。もう、友達じゃないかもしれないって思う。

やっぱり、自分を否定する方向へ考えるなぁ~オマエは。俺だったら
既読無視するなんて、だらしねぇヤツだなぁ。って思うぞ。
あと、見た瞬間は忙しくて放置してて、その後、忘れられているのかもしれない。とも思う。
オマエだって、返事忘れることあるだろ?

・・・うん。

それで、もう友達じゃないって思われちゃうんだぜ?嫌じゃないか?

嫌だなぁ・・。

それと同じことしてんじゃん。過度な自己否定は人を傷つけるぜ。

・・・。

この例をまとめてみましょう。

①出来事を書きだす
→友達に出したLINEの返事が24時間経っても帰ってこない
②その出来事が起きた瞬間の自分の感情を書き出す
→自分は嫌われてしまった、(その友達は)もう友達じゃない
③もし自分じゃなくて他の人だったらその出来事に対してどう考えるかを書き出す。
→例1:既読無視するなんてありえない
例2:(その友達が)見た瞬間は忙しくてとりあえず置いといて、忘れられているのかもしれない。

こんな風に自分の考え方を広げて思い込みを排除し、最悪な妄想である「自分はこの世界において必要のない人」へ落ちてしまうのを防ぐのです。
例えば、②の思い込みによってその友達を自分から避けてしまっては、その友達に対して失礼ですし、極めて自分にとって勿体ないことをしていますよね。

具体例をもう一つ示しましょう

①出来事を書きだす
→飲み会の席で「こいつはバカで使えない」と上司が言っているのをたまたま聞いてしまった
②その出来事が起きた瞬間の自分の感情を書き出す
→自分は使えない人間、この業界で生きていけない
③もし自分じゃなくて他の人だったらその出来事に対してどう考えるかを書き出す。
→うるさい上司が喚いてる、人の悪口が大好きな上司だな

②の思考のまま進むとゴールは「自分はこの世界において必要のない人」になります

その上司は本当に人の悪口が大好きな人でした。自分が尊敬する先輩の悪口まで言うので会話していてすごく気分が悪くなった記憶があります。
③は実際にほかの社員が思っていることでした。私だけの考えじゃないのです。考えを広げることで「自分はダメな人間」だけではなく、「そういう人もいる」という考えが新たに生まれてくるのです。

環境整理

簡単な言葉でいうと休職・退職です。自分の置かれている環境から一歩退くという治療方法です。2017年1月に受診したときの私はこれを選択しませんでした。なぜならここで休職・退職しても自分の考え方が治らない限りはまた同じ目に遭うと思っていたからです。

でも、何もする気が起きない、書類に名前書いてハンコを押すことができないとか四則演算ができないとか活字が読めないとか、そういった症状は「うつ病」なんだ。
そんな状態じゃ、仕事が勤まるわけがないんだから、休職してしまうって言うのも一つの手だと思うぜ。

でも、休職してしまったら、休職から戻った時にどんな目で見られるかと思うと不安で仕方がない・・・。

どんな目で見られるかなんてどうでもいいじゃないか。そういうのをどうでもいいって思えるようになるのも治療だぜ。

まとめ

私が治療を受けて思ったことをまとめます。
現代の日本において心の病気にかかっている人は4人に1人と言われています。心の病気というのは何も特殊な病気でもないし、特別な人がかかる病気でもありません。
病原菌(過酷な生い立ちやタチの悪い上司)がいれば誰でもかかります。そしてそれに対する治療法(認知行動療法)が確立しています。薬(物質としての薬もあれば自分を支えてくれる人の温かい言葉も薬です)もあります。

こういう心の病気ってのは、インフルエンザと何ら変わらなくないか?
風邪ひいた熱出したのと同じような感覚で心療内科行ってみればいい。ちゃんとした医者に当たればたくさんの事を学べる。

少し、行ってみようかな・・って思えるようになってきた。

俺は、オマエが一人で悩み続けて、その結果として自分で自分を傷つける行動に出てしまうのが一番つらい。

・・・。(どうしてこんなに僕なんかのことを思ってくれるんだろう・・・。)

オマエ、今、「どうして僕のことなんか思ってくれるんだろう?」って思っただろう。

うん・・・。

一緒に働いている仲間なんだ。心配になるのは当たり前だろ。
「みんな僕のことを嫌いに決まっている」っていう前提条件をまずやめろ。
オマエのことが好きな奴、気に入ってる奴、いくらでもいる。だが、嫌いな奴も当然いる。嫌いな奴だけしか見てないからこうなる。
それじゃ、オマエのことが好きな奴に失礼だろ?

・・・。

ちょっと言うのも恥ずかしいが、言わないと悪い方向に考えるオマエだからはっきり言う。
俺はお前のことを大切に思っている。だが、一人で思い悩んで自分を傷つける行動に出た瞬間、嫌いになるからな。覚えて置けよ。

とにかく、心療内科行ってみな。そういうことをいっぱい教えてくれると思うから。

・・・うん。ありがとう。

自分で自分を傷つけてしまうということが一番やってはいけないことだと思います。そうなる前に、一度心療内科へ足を運んでみてはいかがでしょうか?

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