しままるの雑記帳

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心の問題

親父とおふくろに贈る通知表

投稿日:2017年3月17日 更新日:

自分を振り返って親の子育てを分析する

大人になって自立すると親への感謝の気持ちが生まれてくるものです。私もその例外ではありません。ちゃんと人生で必要なことは教えてもらった。教えてもらった通りに生きて私を評価してくれる人に出会うことが出来た。人生が楽しいと感じることはたまにある。

しかし、私は親父やおふくろに100%感謝しているわけではありません。自分を信じることが出来なくなって悩んで苦しんで「明日にでも死んでしまおうか」と思ったことが何度かあります。心療内科に通い、抗うつ薬を飲んでいるのです。
こんな自分を作ってしまったのも親父とおふくろ、あなたたちです。あなたたちの子育ては100点じゃなかったのです。

 今回は自分のこれまでの人生を振り返って親に感謝していることと「もしこんな育て方をされていたら幸せになれたのにな」と思うことをまとめてみたいと思います。人は学ぶ生き物です。テストで60点をとったとき、獲得した60点と取り逃がした40点をしっかりと分析することにより、40点分成長することが出来ます。

子育ても例外ではありません。将来の私の子育てが80点になれば上出来です。60点よりも1点でも点数が上がればそれが私の存在価値になります。
だから私は腰を据えてじっくりと分析することにしました。

今までの生い立ちと生きづらさというのは直結しているんだよ。
生きづらさに立ち向かうためには過去を分析してみるというのも必要だと思う。

つらい過去なんだから、嫌なんだけどね・・・。

真面目な私を作ってくれたおふくろに感謝

真面目という言葉の意味を調べてみるとこんな感じのことが書いてありました。

うそやいいかげんなところがなく、真剣であること。本気であること。また、そのさま。「真面目な顔」「真面目に話をする」
出典:goo辞書

物事に本気になって取り組むことは大切です。本気で物事に向き合うことによって物事に対する経験値を上げ、人に価値を与えることが出来るようになります。

おふくろはいつも「あなたの得意なことは”硬筆”と”算数”なんだから、これをしっかりやりなさい」と言ってきました。私の字が上手であることと算数ができることを見出して、その物事に対して真面目に取り組ませることで、私の能力を伸ばしてくれたんですね。

字が上手なのはさておき、算数が得意であることを伸ばそうとしてくれて、算数に対して真面目に取り組んだお陰で私は科学を楽しむことが出来ていますし、それを仕事にすることも出来ています。たまに今でも「字が上手だね」と褒められることもあります。

その人の向き、不向きって幼稚園とか小学生の頃で大体決まっちゃうからね~。
算数のテストで100点取った時の喜ぶママの顔が見たくて必死に勉強していたら自然と適合しちゃったのかな?
今後、一切数学には苦手意識はなかったもんね。そのおかげで、物理や化学の本も抵抗なく読めた。
母親のお陰だったのかな・・・。

私の意志を尊重してくれるようになった親父に感謝

私が小さい頃の親父は毎日のように暴力を振るっていたわけですが、私が高校生になるころには丸くなって私の意志を尊重してくれるようになりました。
科学に目覚めた私が国公立大学の理系に行くために勉強することを応援してくれましたし、実際に大学に行くことも認めてくれました。
金銭的な援助はほぼありませんでしたけど。

世の中には大学に行くことすら許してくれない親がいる中で、大学に行くという価値観を認めてくれたことには感謝しています。

おふくろは私に強い「べき思考」を植え付けてしまった

「べき思考」とはあらゆる物事に対して「~すべき」と決めつけてしまう思考のことで、これが過剰になると歪んだ認知、ひいてはうつ病の原因になります。
おふくろはよく「しままるは算数ができて当たり前、できるべき」「しままるはしっかり勉強して国公立大学にいくべき」と何度も何度も言われました。

この「べき思考」は物事に対して真摯に取り組む上では大切ですが、過剰になると自分の締め付けることになります。

「私は○○ができるべき、できない私は認められない」

と考え、できるようになろうと一生懸命努力します。学生の間は試験で100点をとったり最高評価を得ることで自分の考える「○○すべき」を達成できることが多いですが・・・

社会人になるとそうはいかないのよね~。
与えられた課題って、もしかしたら一生かかっても達成できないレベルなのかもしれないし。そもそもそれを調べることが目標だったりするわけだし。
仕事ってできるできないの尺度は学生と違って難しいものよね。

そう。その場その場の判断で乗り切っていかなきゃいけない場合もあるし。
そのときに「べき思考」が強いと自分も辛いし、周りにも迷惑をかけてしまう・・・・。

新入社員、特に開発職などは失敗することが当たり前でそこから学んでいかなければならない世界で「べき思考」のままでは「できない私」を認めることが出来ず、どんどん自己否定的な気持ちになっていきます。

おふくろには「○○すべき」じゃなくて「○○できたらいいね。できるようになるために頑張ろうね」と言って欲しかったなぁと振り返ります。
「できなくてはいけない」と考えるより「出来るようになれたらいいな」と思えた方が気持ちはラクになりますし、気持ちがラクになれば自然とできるようになってくると思います。

男の子でも泣くことを認めてほしかった

子どもは何かあるとすぐにピーピーキャーキャー泣くものです。私もよく泣きました。泣くというのは感情表現の一つであり、そこに性別は関係ありません。

それなのに私の親父は私が泣き出すと「うるさいっ!男のくせに泣くんじゃない!!」と怒鳴りつけ、叩いてきます。
そうすると私の泣き方は余計激しくなります。そしたら負のスパイラルの始まりです。
親父の暴力によって骨折まで経験したことがあります。

男女関係なく子供にとっての泣くことの否定って、完全に存在の否定に近いんだよね。
語彙力もなければ、相手に言葉でもって交渉する能力がないんだから、泣くしかないわけで、
・・・それで泣くなって言われても困っちゃうよ。

泣くことを否定されてしまうと「僕の気持ちを全然わかってくれない」「僕は愛されていない」と思うようになっていきます。自己否定の助長をしているのです。

さらに、「男なのにすぐ泣くなんて情けない、弱い子だ」とも言われました。それからというもの「自分は弱い人間だ」という固定概念が出来てしまいました。

この概念から逃れられたキッカケは大人になって街中で男の子がピーピー泣いているところを見かけたことです。そこで自分を客観視できるようになり「自分は普通の子だったんだな」と思えるようになりました。

その時の様子を漫画に描いていただきました。

上記漫画は、私がストーリーを描き、それを基に漫画として仕上げてもらう、コミッション契約により実現いたしました。
契約相手は「アートヒロ様」です。以下にアートヒロ様のホームページを紹介いたします。


アートヒロ様は私のリクエストに対する応答が迅速で、非常に信頼のおける作家様です。

ママに叱られて泣いていたらパパにヨシヨシしてほしかった。パパに叱られて泣いていたらママにヨシヨシしてほしかった。何のために二人で子育てしているんですか?
二人がかりで叱ってくるものですから私は完全に悪だと思ってしまって、そこから抜け出すのにものすごく苦労したんですよ。
(まだ抜け出せてないなと思うこともあります)

人間。いいところも悪いところも表裏一体なのよ。
片親が悪いところを指摘したら、その裏のいいところをフォローするのがもう片方の親の役割でしょう。
そうやって育った人は考え方に広がりと余裕があるから、強い自己否定感に悩むことはなかったんじゃないかな~って思うの。

誰のおかげでメシを食えていると思っているんだ!は卑怯です

私の親父は私が少しでも生意気なことを言うと「誰のおかげでメシを食えていると思っているんだ!」と怒鳴り、ひっぱたいてきました。

自分は働いて家にお金を入れているから自分が一番偉いと思っていたのです。しかし、これを働くことのできない子どもに言って子どもを反論できない状態にすることは極めて卑怯だと思います。
親子は対等です。お金を入れているから親が偉いという理論は子どもには通用しません。もし、その理論が通用するのであれば、「お金を稼げるようになれば親は要らない」のです。

実際にそのように考えてしまっている自分がいます。それに対する私の気持ちとしては「自分は寂しい人間だ」と思うのが半分、「こういう思考回路を作った親が悪い」と思うのが半分と言ったところです。


「あなたなんて生まれてこなきゃよかった」なんて言わないで欲しかった

何か私が失敗(算数のテストで80点以下をとる)するとおふくろは「あなたなんて生まれてこなきゃよかった」と言いました。聞き分けのないこと(イヤイヤ泣き出す)をすると親父はうるさい!と怒鳴りつけてひっぱたき、やっぱり「お前なんて生まれてこなきゃよかった」と言いました。別に私は希望してあなたたちの下にやってきたわけじゃないんですけどね。

生まれてこなきゃよかった・・・こと言葉の威力は凄まじいよね。

生まれてこなきゃよかった
この言葉の威力は凄まじいです。自己肯定感を大きく下げる言葉です。何も知識情報のない子どもの状態で「お前なんかいらない」と言われたらそれが真実だと信じて疑わなくなってしまいます。「自分なんか生きている価値がない」としか思えなくなった人がどうやって自分の人生を前向きにしていけばいいんですか。

また会社で「お前なんかいらない」と言われたらどうしよう、失敗をする自分はダメ人間だから必要とされていないに違いないと考えて失敗に対して過敏になり、失敗を避けるようになります。失敗を避けてしまうと新しいことに挑戦できなくなってしまいます。
会社の研究開発職の人間としては忌々しき事態です。

感情的になってつい言葉が出てきてしまうことはあると思います。私もよくあります。だからといって言っていいことと悪いことがあります。私は

あなたなんて生まれてこなきゃよかった
今度、泣いたらお前を山に捨てる
もうあなたは俺の(わたしの)子どもじゃない

と言ったあなたたちを絶対に許しません。感謝はしているけど許しません。なんとも複雑な関係ですね。親子って。

まとめ

私の親は私の幸せを願ってくれました。おふくろも私の幸せを願って勉強をゴリゴリやらせてくれたんだと思っています。
しかし、失敗をしたときに人格否定をしてしまったのです。おふくろは「算数で80点取れないなんて情けない、許せない、とれないとだめだ」と言い、親父は「男なら泣くな」と言う。

そしてそれがエスカレートすると「お前なんて生まれて来なきゃよかった」となる。
きっと「幸せに生きてほしい」という気持ちに対して、その私の”返し”が上手くいってないときに焦ってしまっていたのですね。
結論として私は幸せに生きているかどうかと言えばNoなんです。残念でした。

焦らずゆっくりのびのびと育っていきたかったですね。

一家の長男。しかも、母親は3年前に一回死産している。そりゃあ、焦るでしょうよ。
何としてでもいい子に育てなきゃってなるでしょうよ。

でもね、その焦りの入った子育てで、その人がいい子になることは、あっても、幸せになることはない。
そこんとこ、もうちょっと勉強すべきだったんじゃないかなぁ・・・。

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