資料請求番号：DE54
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私、まっつはお正月にサンリオピューロランド（以後、ピューロと言います。）に行ってきました。
そこで見たパレードに「心の問題」カテゴリーに通ずるものを感じ取ったので、記事としてその記録を残すことにしました。
本記事ではミラクルギフトパレードに登場する「かわいい・思いやり・仲良く」はどういう意味なのか？そして、サンリオがパレードを通じてどんなメッセージを発しているのか、自分なりの解釈をまとめました。
このパレードは2015年にサンリオピューロランド開園25周年を記念して作られたものです。
この25周年をお祝いすべく、いちご王国からキティーちゃんの仲間たちが「3つのハート」を持ってやってきます。
この3つのハートは「心の贈り物」とも呼ばれます。
25周年のお祝いパーティでみんなが歌って踊っていたところ、「闇の女王」が現れて、知恵の木の光を消し去り、パーティをめちゃくちゃにしようします。
ダニエルを筆頭に仲間たちは「女王様を倒せ！」と働きかけますが、そこでキティーちゃんは「待った」をかけます。
待ったをかけたキティーちゃんの想いとは？そして、パーティはどうなってしまうのでしょうか・・・？
という内容で、もちろん私はその結末を知っています。
そのキティーちゃんの想いと結末に感銘を受けたので筆を執った次第です。
※結末は本記事の「まとめ」に書きました。
ミラクルギフトパレードは2018年1月現在もサンリオピューロランドに行けば観ることができることはもちろん、DVDも発売しておりますので、amazon等で取り寄せて観ることが可能です。
子ども向けコンテンツと思って食わず嫌いせずにとりあえず観てみればいかがでしょうか？というのが、私の考えです。
ミラクルギフトパレードのお話の前に、サンリオの創業者、辻信太郎氏の生き様がとても素敵だと感じたので、まとめました。
ストーク！これ、お土産！
なんだよ。これ。ずいぶんファンシーというか、メルヘンというか・・・
ワタシ、こないだファビーとサンリオピューロランドに行ってきたのよ！そのお土産よ！
これ、お菓子か？
うん！クッキー！
まぁ、ありがとう。サンリオか・・・。
現在の群馬大学工学部で応用化学を専攻し、在学中はサッカリン（※）を製造して闇市で販売し・・・
※サッカリン：人工甘味料の一種。トルエンから合成される。
・・・・・。
卒業後は故郷である山梨県で公務員をしていたが、地元の名産品である絹を販売する会社を建てた。しかしながら上手くいかず、
かわいいもの・キャラクターものにシフトしたところ、大成功を納め・・・・
・・・・・。
先月御年90歳になりながらも社長を務める、辻信太郎さんが経営する東証一部上場の大企業、株式会社サンリオの・・・・
・・・・・。
テーマパークのことか？
・・・なんでそんなに知ってるのよ。アンタは。
おいはな、辻さんの事を尊敬してるったい。
地元の名産品で会社を建てる、その地元愛と勇気が凄か。
おいも熊本のモノを全国に展開してみたいとは思うけどな、自分でそれ関係の会社を創るほどの勇気はなか。
最終的な着地点はようわからん方向に行ったけど、絹のビジネスが失敗したときの立ち上がりも凄かもんと思うたい。
ああ、そう・・・。そうなのね。
それで、このパッケージに描かれてる白くて目が青いお空飛んでるヤツはなんだ？
え！！？アンタ、シナモンも知らないの！！？
もしかして、キティーちゃんしか知らないヤツ？
まぁな。
サンリオの経緯とか社長さんの半生は知ってるのに、それが展開しているキャラクターには疎いって、アンタも変わってるのね。
俺が興味をもつかどうかだけたい。辻さんの生き様は素晴らしいと思うが、キティーちゃんで大成功してからの事は興味ない。
この子はシナモンっていうのよ。キャラクター投票では1位だから、メディアへの露出が多いんだけど・・・。
何？AKBの総選挙みたいなのがあるのか？
まぁ、それに近しいものよね。
それでね！そこでのパレードが凄かったのよ！感動しちゃったからDVD買ってきちゃった！
一緒に観ない？
はぁ？ヤダ。そんな乳くせぇやつ。
いいから、いいから！
しょうがねぇなぁ・・・。タバコ吸いながらでもいいか？
まぁ・・・いいけど・・・。
・・・・・・・
どうだった？
・・・ごめん。最初、何も知らずにツッパネちまって。
よかったでしょ？
（キティーちゃんが「闇の女王と仲良くなれるって信じたい」とか「誰にでも暗い気持ちになることはある」とか言った瞬間から、タバコ吸うのを止めて真剣に観始めたからやっぱりストークにも刺さったんだろうな～。）
ああ、これ、ディープル→
ワタシもそう思う。実際に観てワタシも心にじんわり来たし。
あと、ダンスも凄いよなぁ～。サーカス観てるみたいだった。
うん！実際に観ると本当にすごいのよ～鳥肌ものだったなぁ～。実際に行ってみると人気があって最前列で観るのは大変なのよ。
それでね。このキャラクターたちが持ってきた、3つのハートってのが、大人になったら錆びついてしまう人がいるなぁ～と思ってね。
「かわいい・思いやり・仲良く」か。確かにな。
ワクワク・ドキドキ弾けるハート、光らせて！みんなのカワイイ！
大人になったら錆びつく以前に、子どもの頃にこういうのに触れ合う機会がなくて、最初から持てる機会に恵まれなかった人もいるでしょうね・・・。
シナモン・ポムポムプリン！カワイイ！カワイイ！チャ！チャ！チャ！！
カワイイフェスティバル！
もう！ハマりすぎ！ワタシの話聞いて！！
ああ。すまん。「かわいい・思いやり・仲良く」な。これは本当に大切で、人間が人間らしく生きるために必要やね。
子どもの頃から、こういうのに触れる機会が多いと大らかな大人になれそうやな。子どもに学んでほしいことはもちろん、大人になっても忘れちゃいけんよな。
うん。
かわいいって言うのは、見ためのかわいさというより愛嬌やと考えればええな。
オマエは愛嬌がないからな～！
なによそれ！！
ムダに着飾って威張ったり、完璧な所だけ見せようとしたり。
そういうヤツって、一緒に居ると疲れるったい。
人間は基本、失敗だらけの生き物や。失敗するのが普通。やから、着飾ったり、完璧な所だけ見せようとすると緊張するったい。
オマエにはあるやろ？無駄に着飾るところがさ。
まぁ・・・確かに。そしてその後、「今日も自分を大きく見せようとしちゃった」って自己嫌悪になることも・・・。
失敗や弱みを素直に見せる。ありのままの自分を見せる。そういった人間といるとホッとするたいね。
むしろ、そういう弱いところのある人間をかわいらしいと思えるようになる。それが愛嬌ったい。
男だろうと女だろうと、性別関係なく
愛嬌は「コミュニケーションにおけるアイスブレーキング」の観点から必要ったいね。
女の子でも♪男の子でも♪
みんな一緒に歌いましょ♪！！ってな。
だからハマりすぎだって！
愛嬌と言えば、ファビー→
アタシ、○○は苦手～とか、すぐ酔っちゃうの～とか、○○が分からないから教えて！とかよく言うやろ？
それがかわいらしいったい。彼女が職場で可愛がられているのは、女の子だからというのはもちろん、この愛嬌があるからたい。
同じ女の子でもあまり可愛がられないオマエとは違うんな。
いちいちグサグサと刺さって腹が立つけど・・・真実だから認めるわ。
オマエがディープル→
別にかわいらしいなんて・・・！変なこと言わないでよね！！
思っとるやろ？オマエ、「ワタシのクルマはワタシの聖域だから誰も入れたくないの」って言っていたクセにディープルを乗っけて東京から愛知県豊橋のオマエの実家まで行ったやないか。
・・・・・。
アイツはな～。以前は弱いところを全く見せんかったからな～。弱いところを見せたら簡単にいじめられる環境にいたからこそなんやが・・。
俺らに対しては信頼して色々と相談してくれるじゃないか。
確かにね～。○○さんにこう言われたんだけどどうしよう。とか、仕事のアレコレで行き詰っているんだとか・・・言ってくれるのよね。
頼られるとね・・・。確かにね。
せや！頼られると嬉しいやろ？助けたくなるたいね。そうやって、プライドを捨てて弱いとこ見せて人に頼る。こういう愛嬌は大切たいね。
ディープルは思いやりの心を持ってるのよね～。
せやな。気遣いがホンマによう出来とる。気遣い過ぎて自分が疲れてしまうくらいやもんな。
うん。こないだも東名の富士川と由比で休憩したんだけど、その時、真剣な表情して「大丈夫？」って言ってくれて。
実際は富士川はお昼ご飯。由比はただの観光だったんだけど、ワタシが疲れてるって思ったみたい。
富士川と由比って近くねぇか？
うん。だから、立て続けに休憩したから「大丈夫？」って言ってくれたのよ。
そういうことか。他人のことを自分の事のように思って、この時、自分は何をされたら嬉しいのか？ってちゃんと考えて行動できるヤツって
ホンマ、一緒に居て気がラクだよな。そういうのを「思いやり」って言うたいね。
そうそう。ディープルは他人の痛みが分かるからね。素敵なのよ。
でもな～。人によって価値観はそれぞれだから、自分に投影して考えると失敗することもようあるたいね。
そうなのよ・・・。それが難しいところで・・・。
でもね、「思いやる心」って言うのはなんとなく分かるものよ。それがあるかないかでは大違いだから。
違う。思いやる心がないヤツなんていないやろ？
キティーが「3つのハートは誰にでもある。もちろん闇の女王にも。私たちは同じだから」って信じたから、女王様は変身できたわけやないか。
発現・・・つまり、現れているか現れていないかの違いたいね。
そうね・・・。そうだったね。
「自分には思いやりの心がちゃんとある」って信じることができれば、例え失敗したとしても立ち直れるやろ？
失敗したときに自己嫌悪に陥るところをちゃんと救ってくれるったい。そういう意味で「誰もが持ってる」っていうところ、大切にしたいな。
思いやる心は誰にでもあるって信じることが次の「仲良く」に繫がるんやろうな。
みんな同じって思えば、自然と「仲よくしよう」って思えるものね。
ああ。ディープル→
ディープルは人の事を避けてるって思われがちだけども、本当は誰とでも仲良くしたいって思っているたいね。嫌われるのを恐れているだけたい。
ディープルはね～。嫌われることに対する恐怖心がとても強いからね・・・。
だから人と接するのが怖くなっちゃって、人を避けているように見えるんだけど、仲良くできるなら仲良くしたいって思ってるよね。
誰とでも仲良くってのは理想論やし、現実には起こり得ないけど「仲良くしたい」って思う心は大切たいね。そしてそれに対する努力も。
そうね。私が私が！！俺が俺が！！っていう性格だと、一緒に居て疲れるものね。誰かを蹴落として自分が上に立とうと思うより、仲良くして一緒に前に進もうとする方がいいし、そうしたいって思っている人には信頼をおけるものね。
この森で出会う3つの魔法～♪みんなの心繋ぐ～♪
誰もが持ってる～♪3つのハート～♪いつも輝いて～♪ってあるやろ？
「誰もが持ってる」ってところ、おいは好いとうね。
でしょうね～。アンタ、キティーちゃんが「闇の女王を信じる」って言った瞬間、タバコ吸うの止めて真剣に観だしたからね。
まぁな。誰一人欠けることなく、みんなが3つのハートを持っているっていうのは、誰一人欠けることなく、尊重すべき存在やと言っているのと同じたいね。
みなが3つのハートという宝物を持っている。だから一人ひとり、かけがえのない存在たいね。闇の女王も例外はない。
闇の女王は、どんなキッカケがあったかは知らないけれど、3つのハートを光らせてないだけだったのよ。でも、キティーちゃんの信じる心を感じて光らせることができたわけで・・・。
愛嬌なくてトゲトゲしている奴は「かわいいハート」を、
他人を慮れない・考えることができない奴は「おもいやりハート」を、
他人を蹴落として自分が上に立とうとする奴は「仲良くハート」を、
「持っていない」って言うと救えないけど、「持ってるけど光ってない」って言えば救えるよな。
そして、オマエみたいに愛嬌なくてトゲトゲしている奴はソイツ自身、苦しんでる。そうだろ？
うん・・・・。ワタシもファビーみたいになれたらな・・・って思う。
そう。この時、かわいいハートを持ってないって考えるんじゃなくて、光ってないって考える。
ミラクルハートライトのスイッチが入っていないだけたい。そう考えりゃ、自己嫌悪の深い暗闇で彷徨うこともないやろうな。
なんだかその方が、救われる気がするわね。
人はな、変わることができるたい。時間はかかるかもしれないけどな、3つのハートを光らせようって思えば必ず光るときがあるたい。
自分は変わることができるんや、って信じることができれば変わる。そして誰もが変わることができる。みんな3つのハートを持ってるからな。
誰もが変わることができるなら、誰もが尊重されるべき存在って思えてくるわね。その考え方がまた
かわいい・思いやり・仲良くっていうのに繋がってくるのよね。
せやな。よい循環が生まれるよな。
お祝いしましょ♪かわいいフェスティバル！
世界の人全てにありがとう！泣いちゃいそうなほど嬉しいの！
あなたと私皆におめでとう～♪
だからハマりすぎだって～！
世界の人全てにありがとう！ってやっぱ素敵たい。
そうよね。みんながみんな相手の存在を認め、尊重しあう関係が出来れば、どんなに素敵なものか、って思うよね！
確か、「サンリオは創業者が山梨の王になりたいから”山梨王”と書いてサンリオと名付けられたというのはガセ」っていうガセビアあるよな。
あ～そんなウワサ、聞いたことある～！
・・・でも、このパレードを観ればわかるよね。どこかで一番になろうとか、そういう利己的な考えはないんだって。
山梨の王じゃなくて世界中が仲良くなることを願う「いちごの王様」なんだって。
サンリオはスペイン語で「聖なる河（San・rio）」という意味で、サンリオのキャラクターや商品が世界中に広がる河の水の様に世界の隅々まで広がって、友情の輪を広げていきたいという意味が込められているんだそうだ。
※さらにwikipediaによると
｢いちご新聞｣2015年8月号によると、サンリオの創業目的は、｢友情と助け合いによる世界平和の実現｣とされ、サンリオの事業目的は、｢お互いのコミュニケーションのきっかけとなる小さな贈り物｣を生産することとされている。
とのことです。
そっか。絹の商売で失敗した後、こんな考え方で事業を展開していったのか・・・。やっぱ凄か。
全ての人を尊重し、友情と助け合いを第一に考える。だからこそ、サンリオは東証一部に上場するほど大きな会社になったんやろうな。
確かに、オマエがシナモンのクッキーをお土産としてくれたことがキッカケで、
オマエとコミュニケーションをして、ミラクルギフトパレード見せてもらって、
結果として、俺は心が温かくなったもんな。
そういう、心にくるようなパレードとかがあるから、根強いファンがいるんだろうね。ワタシもまた行きたいと思ってるもん。
次は俺も連れてってくれよ。
もちろん！いいよ！一緒に行こう！4人で行けるといいわね！
サンリオピューロランドのミラクルギフトパレードの概要を結末を含めてもう一度。
このパレードは2015年にサンリオピューロランド開園25周年を記念して作られたものです。
この25周年をお祝いすべく、いちご王国からキティーちゃんの仲間たちが「3つのハート」を持ってやってきます。
この3つのハートは「心の贈り物」とも呼ばれます。
25周年のお祝いパーティでみんなが歌って踊っていたところ、「闇の女王」が現れて、知恵の木の光を消し去り、パーティをめちゃくちゃにしようします。
ダニエルを筆頭に仲間たちは「女王様を倒せ！」と働きかけますが、そこでキティーちゃんは「待った」をかけます。
キティーちゃんは「優しさと思いやりの心があればどんなときも、誰とでも仲良く助け合って生きていける。闇の女王とも仲良くなれるって信じたい。
闇の女王にも3つのハートがあるはずだから。それを信じたいの」と主張します。
そして、みんな（観客）に光を集めようと呼びかけ、知恵の木の光は復活します。
これをキッカケに、闇の女王は「私にも3つの心、魔法がある」と気づき、光の女王に変身します。
そして、女王様も一緒にお祝いパーティを再開して、めでたしめでたし。
というお話でした。
3つのハート「かわいい・おもいやり・なかよく」は人間が人間らしく明るく生きるために必要な要素です。
かわいいは愛嬌。自分の弱いところや失敗を素直に見せる。
おもいやりは、他人のことを真剣に考え、行動する。
なかよくは、他人を蹴落とすのではなく、誰もを認め、尊重する。
これらの心を持つことによって、周囲の人は安心感と親近感を持ちます。それがやがて信頼となり、自分の人生が明るくなっていくのです。
さらに、このパレードでは、ただ単純に「これらの心を持ちましょう」と一方的に押し付けるのではなく、「誰もが持っているから光らせよう」と語り掛けます。
トゲトゲしていたり、意地悪だったり、自分が一番と考えたりする人は確かにいます。
その人たちを非難するのではなく、皆が3つのハートを持っていると信じて、寄り添って「ハートが光ってないだけだから光らせましょう。」と語り掛けます。
これによって総ての人が救われます。
このことが株式会社サンリオの目指す｢友情と助け合いによる世界平和の実現｣に繋がってくるのではないでしょうか。