資料請求番号:PH85
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兵庫県にある龍野西SAを訪れて、異性トイレに誤侵入しかけてしまい、
「龍野西SAのトイレは、間違えて異性トイレに入りやすい構造をしており、旅行の際に注意が必要」
と感じたので、記事として残すことにしました。
駐車場から直接トイレに向かう場合は問題ありません。
駐車場からトイレを見たときの見え方はこのようになります。
正面に「男子トイレ」「女子トイレ」とマークと文字の表示があり、その奥に自動ドアがあります。この自動ドアがトイレの入り口になっています。
※SA立ち寄り時、スマホのカメラしか持っておらず、スマホのカメラの写りがあまりにも悪いため、作図しました。
問題は売店からトイレに行く場合です。売店からトイレに向かう風景を広角のカメラで撮影した場合、このように写るでしょう。
売店から見た時、男子トイレと女子トイレの表示は向かって左の壁のみという状態で、正面からトイレのマークが見えず、自動ドアがあることだけがわかる見え方になります。
実際の写真がこちらです。売店から正面を見たときの見え方です。
夜間・スマホ撮影につき、画質が悪いことをご容赦ください。
写真に写っている自動ドアは「トイレの入り口」です。
「何かここでも売っているところがあるのかな~」と入ってみたらそこは異性のトイレだった。というような誤侵入。
しかも、最近は一見トイレとは思えないような快適な空間のデザインが流行っており、このトイレもその流行りに乗った構造をしているので、入った瞬間、よくわからない空間がある、でも実はそこは異性のトイレだった。というような誤侵入が起こりそうな構造だと感じました。
もし男性が女性のトイレに誤侵入して騒ぎになってしまったら・・・。考えるだけでも恐ろしいです。トイレに入っている人からしても、突然、異性の大人がトイレに入ってきたら驚きますよね。
売店からトイレを見たときに「この自動ドアはトイレの入り口である」ということが一目でわかる表示が必要だと思います。
例えば、こんな感じ
壁から突き出した形でトイレマークを表示しておけばよろしいかと思います。
最近のサービスエリアはサービスの内容が充実してきており、トイレもキレイでオシャレな空間になっていることが多くなりました。
これはつまり、今までとは違う新しい構造のトイレが増えているということです。
人間は何十年も生きていて、毎日トイレに行っているわけですから
「トイレの構造って普通こんな感じだろう」
という固定概念を持っています。まさか自動ドアがトイレの入り口だとは思わないわけです。
キレイでオシャレな空間の演出は良いのですが、それゆえに誤侵入しやすくなってしまうのは良くありません。人間のトイレに対する固定概念に沿った設計をしなければならないのでは、と思います。
最近はスマートインターチェンジが増え、高速道路に出入りする方法が多様化してきました。これに伴い高速道路への誤侵入も増えていてもおかしくはないと思っています。
これも
「高速道路の入り口って普通こうなっているだろう」
という固定概念を破壊するような入り口構造が増えているためです。
このことは想像に過ぎないのですが、新しく造られ続けるインターチェンジの構造を見て
「誤侵入が起きてもおかしくないかな」
と感じるのです。
どんな人間も、個人の感性と直感で行動している部分が必ずあります。
「まさか、トイレの入り口が自動ドアだったなんて・・・」
というのも自分の感性と直感の塊です。
例えば、こんなトイレの表示があったら、間違えそうな気がしませんか?
トイレもインターチェンジも、その感性と直感を考慮した設計が必要なのかなと思います。
トイレについては表示の工夫、インターチェンジについては歩道にポールを設置するなど物理的に間違いを犯せないような工夫が必要だと思います。